...続いてはこの学校の名誉に係りますから...
泉鏡花 「婦系図」
...続いては「けり」というような字がもっとも普通に行われ...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...それから自分も後に続いてはい込み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あのスーッとする感じがいつまでも続いては...
中谷宇吉郎 「高度八十マイル」
...そう同じ催しが続いてはいくらあたらない保証のあるものでも多少は流行過(はやりすぎ)の気味で...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...三四郎はとにかく、例の用事を片づける義務があるから、続いてはいった...
夏目漱石 「三四郎」
...続いては返り忠して御褒めに与(あずか)った奥村八郎右衛門(はちろうえもん)を始め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又も自分の話△又も自慢とでも書かうと思つたけれどさう続いては...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...踏歌(とうか)とか続いてはなやかなことばかりが行なわれていたが中宮は人生の悲哀ばかりを感じておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...続いては人間と自然との疎遠を酵(かも)した...
柳宗悦 「工藝の道」
...続いては目覚めたる個人の指導である...
柳宗悦 「工藝の道」
...膳の形は長方形のもの最も多く、続いては円形、稀には四角形、ある時は隅を切りおとし、ある時は正多角に、ある時は菊形を示す...
柳宗悦 「工藝の道」
...続いては廉価であるということが...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...続いては浮織(うきおり)の類なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...こんなに遅刻が続いては成績に影響する...
山本周五郎 「季節のない街」
...◇老夫人と差向いの時に「お日和(ひより)がこう続いては麦の肥料(こえ)が利くまいのう」とか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...引続いては、その天変地妖の中に、生き残って進化して来た元始人類から、現在の胎児の直接の両親に到るまでの代々の先祖たちが、その深刻、痛烈な生存競争や、種々雑多の欲望に駆られつつ犯して来た、無量無辺の罪業の数々までも、一々、胎児自身の現実の所業として描き現わして来るところの、驚駭と戦慄とを極めた大悪夢でなければならぬ事が、次に述べる通りの「胎生学」と「夢」に関する二つの大きな不可思議現象を解決する事によって、直接、間接に立証されて来るのである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...続いては小さい紅色をして空に浮んでをる精霊蜻蛉(しやうりやうとんぼ)が思ひ出されて来る...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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