...気に入り候はば引続いて願上候」といふ素見客(ひやかしきやく)もあつた...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...続いて結婚しようとする所謂(いはゆる)自由結婚と信じてゐるものゝ中(うち)に...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...日露の二大戦役が続いて二十年間に有ろうと想像したものは一人も無かった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...矢木が続いて乗り込んだ...
梅崎春生 「記憶」
...それに続いて××陣地にありったけの照空灯が...
海野十三 「空中漂流一週間」
...署長以下がこれに続いて...
海野十三 「人間灰」
...怪異はまだ続いて...
田中貢太郎 「掠奪した短刀」
...まだ鼾ごえが続いていた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...美穂子の顔が続いて眼前を通る...
田山花袋 「田舎教師」
...こういう暗い惨めな押詰められたような生活ばかりが続いて行くんだろう...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...いよいよはいり切らなくなって吐き出し始めたら餅が一とつながりの紐(ひも)になって果てしもなく続いて出て来たなどという話を聞かされたこともある...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...8が二つ続いているかどうかを見ようじゃないか...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...実は女院のために源氏は続いて精進をしているのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「空手還郷」の言葉に続いて...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...それに続いては国木田のものなどをよく読んでいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...支那商店が其れに続いてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...稽古槍(けいこやり)の響きなどが続いている...
吉川英治 「剣の四君子」
...伝統としては推古時代の近くまで続いている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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