...矢木が続いて乗り込んだ...
梅崎春生 「記憶」
...蜿蜒(えんえん)と続いて流れ込んでいく夥(おびただ)しい棺桶の列と家具の流れ...
海野十三 「宇宙尖兵」
...それは長く降り続いてゐた雨の空が午過ぎから俄に晴れて微熱の加はつて来た...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...みんな」松の浮根に乗っていた小供の詞(ことば)に続いて皆が返事をした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...続いて女房が歿くなった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...続いてベルが強く鳴り響いた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...かように興味中心でやった蕪村講義が、真面目な批評に上ることになった、その恐縮の言い訳でもないが、近来ホトトギス発行所の俳談会では、引続いて小学、中学の教科書に載っている俳句の批評に従事している...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...続いて船室へと導かれて行こうとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...二足三足たたきの上を渡らなければはいれない代わりにどことも続いていないところが...
夏目漱石 「手紙」
...続いての恩人は、銭形平次を書く端緒を開いてくれた菅忠雄氏であるが、このことは、すでに書いた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私も続いて中へ入った...
二葉亭四迷 「平凡」
...まだ猛烈に降り続いていた...
堀辰雄 「菜穂子」
...続いて廊下に歩き出したグリツプは二人の部屋の中間にある階段のところに来ると...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...亭のある高みの下を智恩院へゆく道が続いていた...
宮本百合子 「高台寺」
...先に七人の息子を失い続いてまた七人の娘を失ったあの不幸な母ニオベを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三〇)静かな雨が続いている...
山本周五郎 「青べか日記」
...それはまっすぐに、ゆるい登り勾配で、甘利山の頂上へと、続いている...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その道路沿いにもさびしい宿場町が続いていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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