...また将軍継嗣論の未(いま)だ定まらざるに就いては彼れ曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...幕府では例の継嗣(けいし)問題で騒ぎました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは例の徳川八代将軍の継嗣問題(あとつぎもんだい)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...後年将軍家継嗣問題を挾んで水幕の反目最もはなはだしかった...
服部之総 「尊攘戦略史」
...二女のジャックリイヌ ――伯爵の継嗣(あととり)にお嫁(かたづ)け下さい...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...さて棺の背後を右継嗣又二郎復(ふく)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...京水の門人が師の宗家の継嗣を辞した事を記したものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒は蘭軒の継嗣であるのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...継嗣は十八歳の養玄であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...継嗣は今の晋賢(しんけん)さんで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孫の継嗣魁軒さんに就いて家乗を閲(けみ)することを得たから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...継嗣は今の魁軒さんである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...別に継嗣(けいし)を求めた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...父抽斎の継嗣たる故を以て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...継嗣問題の密謀をやみに葬むるつもりではないか...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...「御存じのようにいま御継嗣について...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...将軍継嗣の排斥であった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...畠山氏の継嗣問題に絡んだ被官人の間の戦争が山城で行われ...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索