...商人の妻と考えられていた死体の胴と継ぎ合わせて見ると...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...胃の腑と愛国心との継ぎ目でも示すやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...なんとなくこせこせした不調和な継ぎ合わせもののように見えた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...乗継ぎの催促をしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...不完全な結晶は継ぎ足したり...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...あなたは僅(わず)か一寸か二寸の長さで細かに調子よく継ぎ足しては前へ進んで行くとしか形容出来ません...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...石油缶の底を継ぎ合わせた四角な鱗(うろこ)で蔽(おお)われている...
夏目漱石 「それから」
...洋館を継ぎ足してこしらえたもので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ラリに知らせて蒸留器に継ぎ足させると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...二枚の地図を継ぎ合わせて...
水野葉舟 「遠野へ」
...」こう云ってちょっと言い淀(よど)んで、跡を継ぎ足した...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...この話の継ぎ合せであることは他の地方の例と比べて見なくともよくわかる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いまでは兄が家を継ぎ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...義公が御世継ぎを高松へ送り...
山本周五郎 「新潮記」
...槻木(つきのき)で乗り継ぎ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...将軍の世継ぎを排そうという相談らしい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...警固引き継ぎの言上とともに...
吉川英治 「私本太平記」
...充分父の衣鉢(いはつ)を継ぎ得ていたのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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