...獏と鸚鵡とが胴中のところで継ぎ合わされているペン画が尤もらしく掛けてあるのを発見した...
海野十三 「獏鸚」
...無雑作に継ぎ合せたもので...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...わしのような者が位を継ぎ...
太宰治 「新ハムレット」
...ぼくの父があとの屋敷と銀行口座の一万四〇〇〇ポンドほどを受け継ぎました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...世に出るに至らなかった愛人の志を継ぎたさに...
徳田秋声 「仮装人物」
...二藩たるものはもって幕府の遺跡を継ぎ東西の二大将軍とこそなるべきに...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...レールの継ぎ目でがたん/\音を立てるので...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...けれども酒屋の後継ぎ息子であったため...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...無政府主義を跡継ぎに持っているMax(マックス)Stirner(スチルネル)の鋭利な論法に...
森鴎外 「沈黙の塔」
...あと継ぎがないから...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...そのころ若くして家を継ぎ...
山本周五郎 「いさましい話」
...――もうひとつはやっぱり早く世継ぎも欲しかったろうし...
山本周五郎 「桑の木物語」
...着ているのも継ぎのあたった青梅縞(おうめじま)の古袷(ふるあわせ)で...
山本周五郎 「さぶ」
...彼は乗り継ぎの早駕籠(かご)で来たのだそうで...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...神戸具盛(かんべとももり)の後継ぎにすえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...両岸から橋を継ぎ足していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこにもここにも手入れをした継ぎ木の跡が白くみえた...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それから何代かの間を経てあちらに継ぎ足しこちらを造作して今日に及んでゐるらしい...
若山牧水 「村住居の秋」
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