...絶望的な勇気を生じ...
芥川龍之介 「歯車」
...此要求を充さうとする絶望的な努力も猶斷念と放擲とに優るからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...こんな絶望的な不安に攻めさいなめられながらも...
有島武郎 「或る女」
...絶望的なにおいを放っていた...
梅崎春生 「幻化」
...にぎやかな中に暗い絶望的な悲しみを含んだものである...
寺田寅彦 「柿の種」
...もっと絶望的な「対策」が必要なので...
戸坂潤 「社会時評」
...絶望的なものが潜んでいた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...私のように絶望的な地位にあると...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...しまいには絶望的な気持になった...
豊島与志雄 「反抗」
...絶望的な気持になって...
豊島与志雄 「反抗」
...そこから絶望的な決意が生じてくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...絶望的な反抗心に...
直木三十五 「南国太平記」
...死に対して抱く絶望的な哀傷を以て――低く眩いた...
中島敦 「光と風と夢」
...絶望的な悲哀感が全曲に漲(みなぎ)る...
野村胡堂 「楽聖物語」
...推察するにその時既に絶望的な状態になっていたのを彼に告白したかったのかは分からなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...絶望的なものが感じられた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...大いなる種族が絶望的な程恐れている来るべき破滅――その審判の日...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...豚の絶望的な叫びの中から...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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