...なんという絶望的な恐怖であろう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...まっ白な土と家屋に照りつける熱帯の太陽の絶望的なすさまじさがこの場合にふさわしい雰囲気(ふんいき)をかもしているようである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...臨終の床に横たわりながら、またしても、根こそぎありったけのことを思い出すが、今度は長年の間につもりつもった利息までが、おまけにくっついているのだ、そして……けれども、つまりこの冷ややかな、いまわしい、半ば絶望的な、半ば希望を蔵しているような状態の中に、――自棄半分に四十年間も意識的に自分を床下に生埋めにしたという事実の中に、――強いて造り出してはみたものの、多少怪しいところのあるこうした救いのない境遇の中に、内訌してしまった満たされざる欲望の毒素の中に、躊躇ののちに永久変わらぬ決心を取ったと思う間もなく、すぐ次の瞬間に湧き起こる悔恨の中に、――こうした熱にでも浮かされたような混沌のなかに、さっきわたしのいった不思議な快感の真諦が蔵されているのである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私は絶望的な恐怖を覚える...
外村繁 「日を愛しむ」
...幾世紀となき絶望的な希望を見出す...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらの絶望的な努力を傍観していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は絶望的な努力をして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は絶望的な率直さで無我夢中にそれへ突進した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...絶望的な気持になって...
豊島与志雄 「反抗」
...眉をしかめ、口を開いて、荒い呼吸をしながら、絶望的な気持で、走った...
直木三十五 「南国太平記」
...五年間自分を尋ねてくれたと言う純情的な武士の名が絶望的なお鳥の唇へ...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...私の心は絶望的な悲しみに充ちて暗く閉ぢられて居ます...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...私はここを出て二度と帰ってはきません」「あらっ!」彼女はある絶望的な考えにとらわれて叫んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...絶望的な気分になり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...生き更へるために上部の空濶な場處へ出ようとする絶望的な狂氣に捉へられた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...しまッた」絶望的な息をついて...
吉川英治 「江戸三国志」
...曹操は、絶望的な声で、「悪来...
吉川英治 「三国志」
...絶望的な眼を過去に投げ...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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