...ます/\絶望的な蠻勇氣(ばんゆうぎ)を出した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一種の絶望的な諦めをもってきた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...私のように絶望的な地位にあると...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...そこからまた絶望的な勇気が出てきた...
豊島与志雄 「反抗」
...こうなった上は死ぬほかはない)絶望的な...
直木三十五 「南国太平記」
...自己及び自己の世界の下らなさ・狹さを知悉してゐる絶望的な金魚...
中島敦 「かめれおん日記」
...絶望的な哀願をもう一度繰返すと...
中島敦 「牛人」
...その絶望的な瞳には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕は絶望的な自暴自棄に陥ったので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...絶望的な悲嘆と致命的(ちめいてき)な憤怒に對して――私の脱出の結果――それがもしかしたら今頃は彼を正しい道から引摺り出して遠く最後の恢復の望みもない位外(はず)れた道に踏みこませてゐるのかも知れない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...絶望的な気持になり...
北條民雄 「重病室日誌」
...ひどく絶望的な詩であることを知って...
堀辰雄 「旅の絵」
...今夜は」話し手の声には絶望的な響きがあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あとは物憂く絶望的な惨めがあるのみだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...絶望的なお心持ちが堪えられぬ程痛々しく一パイに籠(こも)っていたに違いありませぬ事を...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...花世の絶望的な声がうしろで聞えた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...いくつかの海中都市は絶望的なまでに粉砕され...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そしてすべてが絶望的な主觀で滿ちてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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