...彼は頑張りすぎて、最後には絶息して倒れた...
...長時間の運動で息が絶えている状態を「絶息状態」といいます...
...今のところ、彼との交渉は行き詰まっていて、解決策が絶息している状況です...
...その新しいアプリの人気が想像を超え、サーバーが絶息状態に陥ってしまった...
...看護師の手厚い看護がなければ、彼女は病気で絶息していたかもしれない...
...幸内は絶息していたものでありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶息していた幸内の眼に白い雲のようなものがかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一頭は完全に絶息しているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...次で六時絶息の報あり 十二時新橋発急行...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...絶息したまま五分も道場に死んでいて...
夏目漱石 「坑夫」
...他県のものから軽蔑(けいべつ)されても――よし鉄拳(てっけん)制裁のために絶息(ぜっそく)しても――まかり間違って退校の処分を受けても――...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...十七日、磯辺病院へ入院、気管支炎も扁桃腺(へんとうせん)炎も回復したが、歯を抜いたあとの出血が止まらず、敗血症になって、人々の輸血も甲斐(かい)なく、二月七日朝絶息、重態のうちにも『歎異鈔(たんにしょう)』を読みて、有碍(うげ)の相(そう)かなしくもあるか何を求め何を失ひ歎(なげ)くかわれのこの人に寿(ことほぎ)あって、今すこし生きぬいたらば、自分から脱皮し、因襲をかなぐりすてて、大きな体得を、苦悩の解脱(げだつ)を、現(あき)らかに語ったかもしれないだろうに――――昭和十年九月――...
長谷川時雨 「九条武子」
...男は咽喉部の気管を切断し絶息し居たり...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...専門家の言によると呑んでから約一時間を経れば全く絶息するそうだ...
浜尾四郎 「死者の権利」
...にわかに絶息をあそばしたのでございます」こんな報告をした女房らが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また物怪が一時的に絶息をさせたのかもしれぬと僧たちは加持(かじ)に力を入れたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尋(つい)で弟の絶息した後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし此日の巳刻に榛軒は絶息した筈である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絶息した彼を抱いたまま泣き続けました...
山本周五郎 「失蝶記」
...もう絶息しております」「しまった」通胤は呻(うめ)くように云ったが...
山本周五郎 「城を守る者」
...いま搖籃の内で絶息しかゝつてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...禰衡の死はまた、必然的に、曹操と劉表との外交交渉のほうにも、絶息を告げた...
吉川英治 「三国志」
...まったく絶息したものとみえる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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