...よし絶念め得たりとも絶念めての後には徒らに躯(むくろ)の小室がうごめく許りとおもへ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...」と絶念(あきらめ)をつけて...
薄田泣菫 「飲酒家」
...かうして絶念(あきらめ)がつけばそんな廉価な事は無い筈だ...
薄田泣菫 「硯と殿様」
...それをそんな……」「それをそんな……」とは言つたが絶念(あきらめ)のいゝ人だつたからその儘(まゝ)持つて帰つて...
薄田泣菫 「茶話」
...」書肆(ほんや)はかういつて絶念(あきら)めた...
薄田泣菫 「茶話」
...醜女に生れると絶念(あきら)めなければならぬ...
薄田泣菫 「茶話」
...何(ど)うしても絶念(あきら)められなかつたと見えて...
薄田泣菫 「茶話」
...一冊だけですつかり絶念(あきら)めて...
薄田泣菫 「茶話」
...烈公の方は絶念(あきら)めて...
薄田泣菫 「茶話」
...」と絶念(あきらめ)をつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...まあ折角だがお絶念(あきらめ)下すつて……」かう言つて星島氏は孝行者らしく狐のやうな軽い咳(せき)を二つ三つした...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな折には早く絶念(あきらめ)をつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...すつかり絶念(あきら)めてしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...それが世間だと絶念(あきらめ)をつけてゐるらしく...
薄田泣菫 「茶話」
...その人達は直ぐ絶念(あきら)められるに相違ない...
薄田泣菫 「茶話」
...これではとても遣切(やりき)れないといふので資本(もとで)の手薄な書肆(ほんや)はつい出版を絶念(あきら)めて了ふ...
薄田泣菫 「茶話」
...自分は才能のないものだと絶念(あきら)めて...
薄田泣菫 「茶話」
...仕方無いわと絶念(あきら)めて財布の底を探ると十錢銀貨が一つあるので急に輕燒を燒かうかと思ひ立つ...
高濱虚子 「俳諧師」
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