...彼の教会には絶対的に反対だといったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...即ち絶対的に掠奪者の意のまゝになる...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...これは人間と他の動物との財産制度の絶対的に相違する点で...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...ついでにペストの本家本元たるインドでは宗教上の迷信から殺生を絶対的に忌むので...
寺田寅彦 「話の種」
...それだけの時間は絶対的に必要なのだ...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...即ち部分が絶対的に移動し得る物質の謂でなければならぬ...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...精神的(文化的)なものと物質的(自然的)なるものとは、このように無限に、絶対的に、区別され得るか、又されなければならないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自覚弁証法を絶対的に排斥しなければならないわけである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之は他の諸概念から絶対的に絶縁された抽象的な固定概念になって了っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...柔軟な真実自身がパラドックシカルだとすれば評論家にはパラドックスは絶対的に必要なわけだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...虚偽から絶対的に純粋な現実的真理などはないのである...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...沢田君も再々自身もやって来たしいろいろと好意を表したが我輩としてはどうしても作物の上で再び彼と見ゆることは絶対的に許されない事であったのだ...
中里介山 「生前身後の事」
...そうして、その第一条をもって、「大日本帝国は、万世一系の天皇之を統治す」と定め、天皇は、絶対的に、日本国の統治権者であることを、おごそかに示している...
蜷川新 「天皇」
...レコードではコロムビアのロッテ・レーマンの歌ったのが絶対的に良い(J五三九二―五)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私の法的地位が絶対的に不備だというのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...絶対的に命令するところの窮迫に――必然性の実践的表現に――よって直接的に...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...マクベス夫人は絶対的に否定された...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...絶対的に述べている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??