...必ずしも広い地域を作戦上絶対的に必要とはしないのである...
石原莞爾 「最終戦争論」
...どの木虱も皆んな、絶対的に皆んな、二週間程育つと、もう其の子を産み初めるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...衣服その他の粧飾に鳥類の羽毛を使用する事を絶対的に禁じたいと論じている...
寺田寅彦 「話の種」
...このような絶対的に見えながらそれ故却って相対的な特色を云い表わすものが...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...即ち付着を減じることなくして部分が絶対的に移動し得る物質――流体がある...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...だがそれは単に社会そのものの技術的建設に絶対的に役立つというだけではなく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...石原博士が実験と実験でないものとを絶対的に区別し得ると考えたらしい大切な徴表が動揺して了うことになる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之はカントによって現象から絶対的に隔絶されて了っている...
戸坂潤 「辞典」
...絶対的に必要だというわけなのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「全体の立場」も実は絶対的には全体的な立場でなくてもいいのだというなら...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...絶対的に見ると大きな誤算が生ずるものである...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...決して絶対的に同等なものでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...そうして、その第一条をもって、「大日本帝国は、万世一系の天皇之を統治す」と定め、天皇は、絶対的に、日本国の統治権者であることを、おごそかに示している...
蜷川新 「天皇」
...絶対的に論理的な形式以外の...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...絶対的に信用していますから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...人口が絶対的に停止的であるのでない限り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貧困と密集家屋とがそれを絶対的に発生せしめたのだとは云うつもりはない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...交換価値にとって絶対的に不可欠ではあるが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索