...そは子規子生涯を通じて一貫せる態度の絶対的なりしにあり...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...能知者と所知者の結合を包括する全体が更に大きな普遍的で絶対的な能知を反映する事によって芸術たる価値が定まると考える事が出来るだろう...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...立場のこの種の絶対的な対立は決して珍しくはないのである...
戸坂潤 「科学論」
...初め絶対的な観念から演繹されたり(シェリング)展開されたり(ヘーゲル)する事によって活かされ救済された自然の諸現象は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...田辺博士によると主観と客観との絶対的な公約すべからざる対立を想定することであり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...――こういう絶対的な計量単位は数からは出て来ようがない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...又生気論のように二元論風に生物と無機物との間に何等か絶対的な間隙を設けるのでもない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...学術論文の絶対的な使命は何等かの意味での結果を出すこと以外にはなく...
戸坂潤 「思想としての文学」
...真理は絶対的なものでなく人間社会に即して人間的に(「人本主義」)相対的なものに過ぎないという...
戸坂潤 「辞典」
...いつまでも絶対的な始源になって残らねばならないわけで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...絶対的な問題である...
豊島与志雄 「明日」
...絶対的な支配力と権威で原則を強いるように見える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...同時に厳密かつ絶対的な単一性であることを制限することなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...絶対的な確信をもって自分の札を切り出すのである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...絶対的な真理はある...
三木清 「危機における理論的意識」
...このような中心人格は絶対的な権威をもって成員に臨(のぞ)むのであるが...
矢部貞治 「政治学入門」
...もうその下に充満している敵兵の絶対的な勢力を思わせた...
吉川英治 「三国志」
...剣の絶対的な法則とその性質からでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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