...例の細部の簡素と絶対的な清楚とを具えていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ここにすべての人々の奮起すべき絶対的な理由がある...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...パストゥールに集まった投票の数があの名だかいナポレオンをさえ遥(はる)かにとび超えて絶対的な第一位を占めたということでもよくわかるのです...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...絶対的な真理の世界に向って開かれた一つの窓であると云うことが出来る...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...そう書いてはいけないという絶対的な理由はないようである...
寺田寅彦 「KからQまで」
...永遠なる又その意味に於て絶対的なる真理があるかないかをよく人々は問題とする...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学と哲学との間の一種絶対的な対立の代りに...
戸坂潤 「科学論」
...万機公論に決すべしというテーゼは今日の常識的な社会意識乃至政治意識にとっては絶対的なものとなっている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう意味での絶対的な媒介ならば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そこには絶対的な力が臨むのである...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...理性にたいする――自分の理性にたいする――絶対的な危険な信仰であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジャン・ヴァルジャンに向かって彼が言った言葉は絶対的な意味を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...非物質的な絶対的な不死的なものと...
中井正一 「美学入門」
...カサルス(チェロ)とシュルホーフ(ピアノ)の「チェロ・ソナタ=イ長調作品六九」は絶対的な名盤で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...大奥様が絶対的な証拠書類をいま提出されました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そんなに絶対的な権威は無いよ...
三好十郎 「好日」
...(――ここを退(ひ)いておれの武士道はない)と絶対的な立場に立ち...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼は疑念などを抱くにはあまりに絶対的な君主であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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