...最後の絶大なる繰返しを行わねばならぬ...
大杉栄 「生の拡充」
...彼のこの絶大な勇気と...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...満州の軍事上の絶大な価値だったのである...
戸坂潤 「社会時評」
...軍事的地盤としての資格が絶大なのだから...
戸坂潤 「社会時評」
...(一九三五・五)(一九三五・六)膨脹するわが日本世間が一時北支問題に絶大な関心を寄せた理由は...
戸坂潤 「社会時評」
...夫は云わば白昼に於ける堂々たる出版物だと云うよりも一見目立たずに而も絶大な的確な効果を持つ処のやり方なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...さてこうしたフィロロギーとカテゴリエン・レーレとは大学のアカデミーの絶大な価値を生むものだと私は信じている...
戸坂潤 「私の見た大学」
...彼はその絶大な自信の念をもってパリーにのしかかっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...薩摩あたりに比べると絶大な損だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...外面は絶大なる異変を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...個性を考へるといふことは丁とか戊とかに匹敵する悪業のやうに狎らされてゐたので「君の意見はそれはそれとして一廉であり……」とか「意志の自由に於いて……」とか「誰が誰を掣肘出来るものか……」などといふ言葉が悉く絶大なる美しい響きを持つて感ぜられた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...燦たる栄誉の蔭に血の滲む不撓の精励文化史に不滅の足跡十一年度朝日文化賞が讃える業績「文化日本」のため絶大な貢献をなした功績者として一月二十五日東京朝日新聞社において昭和十一年度の「朝日賞」を贈呈される九氏――わが植物学界の至宝...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...あの絶大な茫漠たる予感をのけたら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...そうして絶大な希望を協団に抱くことを禁ずることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...また刃よりも愛が絶大な力の所有者である事を疑わない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その一件にのみ絶大なる精力を持つという学理は成立しないのである...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...彼の絶大な自信にゆるぎがきたのか...
吉川英治 「三国志」
...絶大な楽しみとしていることは...
吉川英治 「新書太閤記」
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