...彼女はあの絶代の美女だ...
...彼の実力は絶代に優れている...
...その絵は絶代の名作に数えられる...
...彼の死は、絶代の悲しみをもたらした...
...この食べ物は、絶代にまずい...
...絶代の英雄児はかくの如くにして逝けり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...絶代(ぜつだい)の佳人(かじん)である...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...井ノ頭の池ひろく境幽なる處、貫井辨天の小高く眺め開けたる處、絶代の工事、野をつんざいて、清流珠を跳らすこと十數里、兩岸には、吉野の山の山櫻、移し植ゑられて、その幾千萬株なるを知らず...
大町桂月 「小金井の櫻」
...早や已に絶代の聖僧慈覺大師が...
大町桂月 「遊羽雜感」
...この絶代の知慧者から...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...当世の才子佳人これを伝唱して以て絶代の佳話となす...
永井荷風 「桑中喜語」
...嗚呼公絶代豪傑...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...伊達家所蔵の王羲之の孝経――しかも唐太宗親筆入りという絶代ものの出所来歴を話して聞かせたかったらしいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...何しても絶代の明師が不測の難に遭(お)うて遠流(おんる)の途に上るのだから...
中里介山 「法然行伝」
...誰も本当には見ることの出来なかった絶代の芸術品を...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...千年の年月がこの絶代の神品に齎(もたら)し添えた時の匂いまでも表現しようと決心して居られるらしい...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...何ゾ絶代ノ麗ガ艶魂ヲ葬ルノ地ト認ル者有ランヤ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...絶代の名文と称せられているものであって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...お忘れなさらずに下さりませ」絶代の女形...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...流石(さすが)は絶代の怪人物黒衣博士です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...迷宮破りとまで称讃されている絶代のモノスゴイ頭脳の持主...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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