...海の滝壺とでも言ったような激浪に絶え間なく打たれるところに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その困難を切り抜けるためには何かしら絶え間なく新しい可能性を捜し出してはそれをスクリーンの上に生かすくふうをしなければならない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...こんなに絶え間なくしつこく騒がせているのか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...絶え間なく酷使し続けたのです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...あたりの樹木からは虫噛(むしば)んだ青いままの木葉(このは)が絶え間なく落ちる...
永井荷風 「すみだ川」
...絶え間なく泣きたい気持が絶え間なく消長するのを...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...絶え間なく嵩(かさ)が増し...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...彼には空間が殆ど絶え間なく波のように揺れ迫った...
原民喜 「火の唇」
...絶え間なく起こる些事によって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...絶え間なくガタガタと身体を震わせ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ほとんど絶え間なく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...絶え間なく影燈籠のようにくるくると廻っているように思われるのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...その靜かな空中で自分の羽根の音が絶え間なくぶむぶむと鳴るのを快げに聞き入つた...
室生犀星 「星より來れる者」
...病気の見たてについて彼らの間にあのように絶え間なく論争が見られるわけがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雨滴が絶え間なくガラスの窓を流れ...
山川方夫 「歪んだ窓」
...絶え間なく兵を歩ませつつ実は巨大な輪形陣を旋回(せんかい)しながら...
吉川英治 「上杉謙信」
...絶え間なく限りなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...絶え間なく鳴りはためいて――二甲府の御番城は...
吉川英治 「夏虫行燈」
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