...徐(おもむろ)にしかも絶え間なく...
芥川龍之介 「秋」
...六 病彼は絶え間ない潮風の中に大きい英吉利(イギリス)語の辞書をひろげ...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...鉄道線路添いに高梁(コウリャン)畑を縫って前進していると遠くに銃声の絶え間ない響(ひびき)を聞いたのだった...
徳永直 「戦争雑記」
...君は絶え間なく酔つてゐなければならない...
ボードレール 富永太郎訳 「酔へ!」
...三週間引きつづいて絶え間なしに雨が降った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しつっこい雨が絶え間もなく降って...
豊島与志雄 「変な男」
...之が原因(もと)で始終中(しょっちゅう)争論(いさかい)の絶え間が無い...
羽志主水 「越後獅子」
...だんだん消えてゆきそうになる――そういう絶え間のない変化を...
堀辰雄 「楡の家」
...絶え間ない足音と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...絶え間なく手を出すのだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ほとんど絶え間のない暴威をふるった...
宮本百合子 「ある回想から」
...絶え間なくギーとあいてバタンと閉る戸のあおり...
宮本百合子 「寒の梅」
...絶え間のみ世には危ふき宇治橋を朽ちせぬものとなほたのめとやと女は言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……このあいだも、絶え間なしに、なにか云い続ける...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それ以前も絶え間のなかつた――三好...
吉川英治 「折々の記」
...また、どこかでは、わあっと、絶え間なしに、逃げ足がなだれ打ッて行く...
吉川英治 「私本太平記」
...つげ口の絶え間がない...
吉川英治 「新書太閤記」
...水のように絶え間がなく...
吉川英治 「親鸞」
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