例文・使い方一覧でみる「絶え絶え」の意味
スポンサーリンク...絶え絶えにつづく猪熊（いのくま）の爺（おじ）のうなり声と一つになって... 
芥川龍之介 「偸盗」
...息も絶え絶えの苦しみである...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...絶え絶えに挙げた驚きの声も消えて...
野村胡堂 「九つの鍵」
...息も絶え絶えに泣いていることさえあった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...われわれ両人が」息も絶え絶えといった体なんです...
久生十蘭 「魔都」
...黒い岩の群が絶え絶えにその周囲に立つてゐる...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...モートン氏が死んだ日に渡されています」ウェイクフィールド叔母は息も絶え絶えだ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...手掛かりに息も絶え絶えに...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...息も絶え絶えに問うた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...合唱――恋に焦れて悶ふるやうに……」「息も切れ切れ絶え絶えに...
牧野信一 「僕の運動」
...かくして玉の緒も絶え絶えに...
正岡容 「小説 圓朝」
...三日大臣家へ行くなど絶え絶えの通い方を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...例の薄暗いランプの火が絶え絶えに廊下から差し込んでゐる時...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...やや肌寒いくらいの夜で、しみいるような雨の音のなかに、絶え絶えの、かぼそい哀れなこえで、こおろぎの鳴いているのが聞えた...
山本周五郎 「契りきぬ」
...絶え絶えにこう云った...
山本周五郎 「契りきぬ」
...絶え絶えに喘（あえ）いだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そうして息も絶え絶えの思いを致しながら...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...絶え絶えな息づかいで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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