...絶えず處處に土地の隆起や之に伴ふ陷沒が起つて居ります...
江南文三 「佐渡が島から」
...しかも絶えず何かに怯かされてでもいるようで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...前の方を絶えず透し見てはスキーの跡をつけて行った...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...絶えず眉毛をビクビクとつり上げるところから生じた報いだ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...鉄管で絶えず凍結剤を送っているから...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...絶えず互に呼び交はす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...吾々人間が日常生活に於て絶えず使っている方法に違いない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...絶えず語り續けた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...絶えず苦しい思ひをしなければならなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかも絶えず何ものかの囁(ささや)きに充たされているようなので...
堀辰雄 「木の十字架」
...大きな亀が盃(さかずき)をくわえた首をふらふらと絶えず振って居る処は最も善く春に適した感じだ...
正岡子規 「車上の春光」
...また絶えず彼らの眼前にあり・彼らの内にある・自分の本性その物についても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は絶えず軍に従い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...重職がたに絶えず圧力をかけていましたし...
山本周五郎 「失蝶記」
...絶えず彼に呼びかけ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...絶えず手入れをして...
山本周五郎 「夕靄の中」
...去年から絶えず心に病んでいた膿(うみ)をいちどに切って出してしまったようで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また絶えず伝来の様式を踏襲しているにかかわらず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索