...絶えずあえいでいる口とがあるばかり...
芥川龍之介 「偸盗」
...それでもまだ人足(ひとあし)は絶えなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...物理学的法則の絶対性を成り立たせるために必要だったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...夫はその意味で絶対的である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...誰しも東京中にかくの如き絶景あるかと驚かざるを得まい...
永井荷風 「日和下駄」
...超絶的の脳髄がさせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし果(はた)して然(しか)らば物理学の所得たる電子等もいまだ決して絶対的確実な実在の意味を持たぬものであって...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...追ひつめられて息がと絶えさうになつたときも...
原民喜 「画集」
...女の兵隊よりシャリアピンのほうに絶大な魅力を感じていたので...
久生十蘭 「だいこん」
...ビートリスは笑顔を絶やさず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...懐疑論も、絶対論でさえも、その時代の産物であるといわれるであろう...
三木清 「哲学入門」
...五百は戯(たわむれ)に絶交の詩を作って枳園に贈った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...絶えて想(おもひ)到らざりき...
森鴎外 「舞姫」
...しかしこれだけでは、あんまり簡単明瞭過ぎて、わかり難(にく)いかも知れないから、今すこし砕いて説明すると、吾々が常住不断に意識しているところのアラユル慾望、感情、意志、記憶、判断、信念なぞいうものの一切合財は、吾々の全身三十兆の細胞の一粒一粒毎(ごと)に、絶対の平等さで、おんなじように籠(こ)もっているのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...フランスの老女は昔を絶えず追想して懐しがっていたのに反し...
横光利一 「欧洲紀行」
...絶えず戦いを挑んできては彼を辱(はずかし)めた...
吉川英治 「三国志」
...しかも容色は絶世の美...
吉川英治 「私本太平記」
...城地の絶景を称(たた)えたりしていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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