例文・使い方一覧でみる「絶」の意味


スポンサーリンク

...新しい生活の芽が周囲の拒をも無(な)みして...   新しい生活の芽が周囲の拒絶をも無みしての読み方
有島武郎 「生まれいずる悩み」

...血(ち)を吐(はき)て入(たえいり)けり...   血を吐て絶入けりの読み方
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...えずそれがために焦立っているのではなかろうか...   絶えずそれがために焦立っているのではなかろうかの読み方
薄田泣菫 「艸木虫魚」

...「他(ほか)の友人はみんな面会謝中だのに...   「他の友人はみんな面会謝絶中だのにの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...煙のえ間より望めば...   煙の絶え間より望めばの読み方
徳冨蘆花 「小説 不如帰」

...「そんなことをしたら望に沈むかもしれません...   「そんなことをしたら絶望に沈むかもしれませんの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...対安静の仰臥(ぎょうが)のまま...   絶対安静の仰臥のままの読み方
中島敦 「光と風と夢」

...えず一つのことに思ひを凝らして...   絶えず一つのことに思ひを凝らしての読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...そして断然交する……イヤイヤ昇も仲々口強馬(くちごわうま)...   そして断然絶交する……イヤイヤ昇も仲々口強馬の読み方
二葉亭四迷 「浮雲」

...激しいえざるもの思いの習性と呼ぶより以上に...   激しい絶えざるもの思いの習性と呼ぶより以上にの読み方
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」

...玉にあたつて悶するところなんかは素晴らしいもんだよ...   玉にあたつて悶絶するところなんかは素晴らしいもんだよの読み方
牧野信一 「舞踏会余話」

...かくの如き大小相懸せる品を取てこれを一属に収む...   かくの如き大小相懸絶せる品を取てこれを一属に収むの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...かかる国の対的人口に関する問題...   かかる国の絶対的人口に関する問題の読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...無底無邊無究無限の對なり...   無底無邊無究無限の絶對なりの読み方
森鴎外 「柵草紙の山房論文」

...対的な団体主義を説いていると...   絶対的な団体主義を説いているとの読み方
矢部貞治 「政治学入門」

...逃がしはせぬぞ」菊千代は叫した...   逃がしはせぬぞ」菊千代は絶叫したの読み方
山本周五郎 「菊千代抄」

...「断わっておくがね」と彼は云った、「今日は銭を持っていないんだ」「もううかがいました」「一文も持ってねえんだぜ」「どうしてそんなことにこだわるの」おのぶは酌をしてから、いたずらそうに栄二を見た、「――まさか夫婦喧嘩をしてとびだして来たんじゃあないでしょうね」「首でも縊(くく)ろうかってときに、夫婦喧嘩ができるかい」「なんのこと、それは」「仕事がねえのさ」すらすらと云えたことに、栄二は自分でびっくりした、「店をひらいてからこっち、仕事らしい仕事のあったためしがねえ、世間が不景気だってことも知っているが、これじゃあおれたちはどうしようもねえ、本当に首でも縊りてえくらいだよ」「まあ、大げさねえ」おのぶは栄二の顔を凝視した、「――お店を始めてからまだ半年じゃないの、なにをそんなに慌てるんですか」「おすえのやつは賃仕事をやりだし、さぶはどこかへ日稼ぎにいってる」栄二は酒を啜(すす)ってから云った、やけくそな調子でもなく、望的でもなく、むしろ挑みかかるような口ぶりであった、「――どこへなにをしにゆくかわからないが、とにかくどこかで日稼ぎをしては、駄賃をそっとおすえに渡してるんだ、おすえはおすえで隣りの人を助けるんだと云いながら、朝から夜なかまで、暇さえあれば仕立物にかかってる」「のろけないでよ」と云っておのぶは酌をした、「亭主の仕事が左前のときに、女房が内職をするぐらい当りまえじゃない、世間をごらんなさい、そんな話は掃いて捨てるほどころがってるわ」「まあ聞けよ」栄二は酒を啜り、考えをまとめるように、ちょっと口をつぐんだ、「――おれはこの腕のなまりを、取り戻すことにかかりきりだった、さぶの受けて来る雑な仕事もしたが、そのほかは自分の手直しだけにうちこんでいた」「初めからそのつもりだったんでしょ」「腕はどうにか元へ戻った、いまならたいていな仕事はやれると思うんだ」「けれども仕事がない、っていうのね」「そればかりじゃあない」栄二は片方の眉をくっとあげて云った、「――女房に稼がせるようになったら、男はそれでおしまいだっていう、人から聞いただけではなく、現におれのこの眼で幾たびも見たことがあるんだ、女房に稼がせるようになっては、本当に男はもうおしまいなんだ」「ずいぶんな思いあがりね」栄二はおどろいたようにおのぶを見た...   「断わっておくがね」と彼は云った、「今日は銭を持っていないんだ」「もううかがいました」「一文も持ってねえんだぜ」「どうしてそんなことにこだわるの」おのぶは酌をしてから、いたずらそうに栄二を見た、「――まさか夫婦喧嘩をしてとびだして来たんじゃあないでしょうね」「首でも縊ろうかってときに、夫婦喧嘩ができるかい」「なんのこと、それは」「仕事がねえのさ」すらすらと云えたことに、栄二は自分でびっくりした、「店をひらいてからこっち、仕事らしい仕事のあったためしがねえ、世間が不景気だってことも知っているが、これじゃあおれたちはどうしようもねえ、本当に首でも縊りてえくらいだよ」「まあ、大げさねえ」おのぶは栄二の顔を凝視した、「――お店を始めてからまだ半年じゃないの、なにをそんなに慌てるんですか」「おすえのやつは賃仕事をやりだし、さぶはどこかへ日稼ぎにいってる」栄二は酒を啜ってから云った、やけくそな調子でもなく、絶望的でもなく、むしろ挑みかかるような口ぶりであった、「――どこへなにをしにゆくかわからないが、とにかくどこかで日稼ぎをしては、駄賃をそっとおすえに渡してるんだ、おすえはおすえで隣りの人を助けるんだと云いながら、朝から夜なかまで、暇さえあれば仕立物にかかってる」「のろけないでよ」と云っておのぶは酌をした、「亭主の仕事が左前のときに、女房が内職をするぐらい当りまえじゃない、世間をごらんなさい、そんな話は掃いて捨てるほどころがってるわ」「まあ聞けよ」栄二は酒を啜り、考えをまとめるように、ちょっと口をつぐんだ、「――おれはこの腕のなまりを、取り戻すことにかかりきりだった、さぶの受けて来る雑な仕事もしたが、そのほかは自分の手直しだけにうちこんでいた」「初めからそのつもりだったんでしょ」「腕はどうにか元へ戻った、いまならたいていな仕事はやれると思うんだ」「けれども仕事がない、っていうのね」「そればかりじゃあない」栄二は片方の眉をくっとあげて云った、「――女房に稼がせるようになったら、男はそれでおしまいだっていう、人から聞いただけではなく、現におれのこの眼で幾たびも見たことがあるんだ、女房に稼がせるようになっては、本当に男はもうおしまいなんだ」「ずいぶんな思いあがりね」栄二はおどろいたようにおのぶを見たの読み方
山本周五郎 「さぶ」

...対に救われ得ない侮蔑...   絶対に救われ得ない侮蔑の読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

「絶」の読みかた

「絶」の書き方・書き順

いろんなフォントで「絶」

「絶」の英語の意味

「絶なんとか」といえば?   「なんとか絶」の一覧  


ランダム例文:
子貢   御苦労様   乗艦  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
門外不出   影武者   百姓一揆  

スポンサーリンク

トップへ戻る