...この毎二句の続けがらを絵様(タブロオ)と呼ぶことにしている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もう一度お千絵様から手紙をちょうだいしてきますから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この世に頼る人というものをお持ちなさらぬお千絵様……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...御不運なお千絵様にも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...心強くもお千絵様をすてておしまいなされました……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お千絵様はあなたにしんから惚(ほ)れています...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いやいや、お千絵様の身を、それほどに思うお人なら、あれまでの俺の頼みをウンといわねえ筈がない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あくまでお千絵様のことをいうて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...で御新造様、一体お千絵様は、どこへ立ち退いてしまったものでしょうね?」「さあ、そこには深い事情があるようでして……」「な、なるほど...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お千絵様――」お綱はそれをしきりに思索した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...周馬のやつがどこかほかへお千絵様の身を隠し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いよいよお綱も断末魔(だんまつま)か?お千絵様の黒髪にも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お千絵様の姿もない……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さてはお千絵様の身は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お千絵様は――といって弦之丞の顔色を見た...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...同時にお千絵様と婚礼の式をあげ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まあよかったよ! これでお千絵様の方さえ首尾(しゅび)よく運んでくれれば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さようならば、ご機嫌に……法月弦之丞様、お千絵様、常木様、万吉様」ひとりひとりへ会釈(えしゃく)をして、梳(な)であげる鬢(びん)の毛に肱(ひじ)を白く、ツイと立ったかと思うと、その痛ましい足どりの影へ――「ア……お綱さま」と、お千絵が悲しげな声を風にかすらせる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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