...彼女の絵姿はとても美しかった...
...絵姿の似顔絵を描いてもらいたい...
...展覧会で彼の素晴らしい絵姿を見た...
...彼女はあの芸術家が描いた絵姿のモデルだった...
...絵姿が美しい人は、美術品のようだ...
...並びに松雪院絵姿(しょうせついんえすがた)の事今桐生氏(きりゅうし)の子孫の家に蔵する所の輝勝(てるかつ)の像を見るに...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...苦界(くがい)十年親のために身を売りたる遊女が絵姿(えすがた)はわれを泣かしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この箱の中にあった絵姿に見入ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは絵姿ではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...これはお説教ではない、成田山御本尊の絵姿を売っているのだと思いましたが、その坊さんたちの仰々しい錦襴(きんらん)の装いや、不動明王御本尊と記した旗幟(はたのぼり)が、いかにも景気がよいものですから、お絹も足をとどめて、人の肩からちょっとのぞいて見ますと、中央に僧頭巾をかぶった坊さんが、物々しくいいつづけました、「勿体(もったい)なくも、成田山御本尊不動明王のお姿、滅多には拝めない品を、このたび、衆生済度(しゅじょうさいど)のために、あまねく世間に売り出して差上げる、一枚が百と二十文、十枚以上お買求めの方には一割引――なお、この際お申込みの方には特に景品と致しまして――」前に、やはり錦襴の帳台を置いて、その上におびただしい絵像の巻物を積み重ねながら、要するに衆生済度のために、不動尊の絵姿を、一般に公開して売下げるという宣伝であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...謎(なぞ)の人物の絵姿が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一体何を驚いたのでしょう! これが驚かずにいられようか――今朝見るあの絵姿の面影は...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...絵姿の面貌は相変らず美しく姿は相変らず清楚(せいそ)としています...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...呉羽之介は此の絵姿が仕上げられた時...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...その代りにこの絵姿だけが年寄り老いるという不思議な事を...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...かの絵姿が堪えがたく呪わしく成るのでした...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...中からかの絵姿を取り出して...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...この絵姿の若衆の顔はやさしく晴々しく邪気なく...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...その絵姿は、まことにみごとにできていて、それこそほんとうに生きているのではなかろうかと、しかも、これいじょうかわいらしい、美しいすがたは世界(せかい)じゅうさがしてもあるまい、と思われるほどだったのです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...あの美しい絵姿(えすがた)のひとはだれだ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...あなたの絵姿を描いて差上げるからと佯(いつわ)って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ベエシル・ハルワアドの画いた己れの絵姿と向き合って...
渡辺温 「絵姿」
...さて絵姿に掛けられた紫の覆を引いた...
渡辺温 「絵姿」
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