例文・使い方一覧でみる「絵」の意味

...全くメキシコの絵画は彼等の言葉で彼等の問題を精一杯に叫んで居ます...
芥川紗織「民芸品の部屋で」

...これ等の絵に感嘆している... これ等の絵に感嘆しているの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...周囲を杉の皮で張って泥絵具（どろえのぐ）で枝を描き... 周囲を杉の皮で張って泥絵具で枝を描きの読み方
内田魯庵「淡島椿岳」

...絵を画いた棟、彫刻をほどこした榱（たるき）、それは壮麗の極を窮めたものであった... 絵を画いた棟、彫刻をほどこした榱、それは壮麗の極を窮めたものであったの読み方
田中貢太郎「続黄梁」

...浮世絵がそうであると言い... 浮世絵がそうであると言いの読み方
寺田寅彦「ラジオ・モンタージュ」

...日本の浮世絵にもくわしく... 日本の浮世絵にもくわしくの読み方
中井正一「美学入門」

...絵に描いた美男美女の御夫婦仲……それに天樹院様のお化粧料が十万石……」「本多はそれがために三十一で夭死（わかじに）をしてしまった」「え？」婆さんがギョッとしたようです...
中里介山「大菩薩峠」

...唐崎の松が墨絵のように浮いて出る気持が致すではございませんか」「そう思えばそうですけれども...
中里介山「大菩薩峠」

...絵かきが垂涎（すいえん）しておりますよ... 絵かきが垂涎しておりますよの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...生壁色（なまかべいろ）の地へ、焦（こ）げた丹（たん）と、薄い黄（き）で、絵だか、模様だか、鬼の面の模様になりかかったところか、ちょっと見当のつかないものが、べたに描（か）いてある... 生壁色の地へ、焦げた丹と、薄い黄で、絵だか、模様だか、鬼の面の模様になりかかったところか、ちょっと見当のつかないものが、べたに描いてあるの読み方
夏目漱石「草枕」

...主君日向守の浮世絵などは眼中にありません... 主君日向守の浮世絵などは眼中にありませんの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...照手姫（てるてひめ）の絵巻物の中に納められそうな姿です... 照手姫の絵巻物の中に納められそうな姿ですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...どうでしょうか？　未開の土人や子供などがけんめいに写実を志して描いた非写実的な絵に時に私は感動する...
三好十郎「絵画について」

...絵土瓶は、そう吾々に訓（おし）えてはいないでしょうか... 絵土瓶は、そう吾々に訓えてはいないでしょうかの読み方
柳宗悦「益子の絵土瓶」

...詩や絵などをやってる男なのであるが... 詩や絵などをやってる男なのであるがの読み方
山之口貘「野宿」

...絵のようにまざまざと闇のなかに浮きあがった... 絵のようにまざまざと闇のなかに浮きあがったの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...武丸は盗んで来た音絵の晴れ着と化粧道具でその姿を改めさせ... 武丸は盗んで来た音絵の晴れ着と化粧道具でその姿を改めさせの読み方
夢野久作「黒白ストーリー」

...自分とソックリの姉の死像を描いた絵巻物を開いて見せられた芬子嬢は...
夢野久作「ドグラ・マグラ」