...「柳絮行(りゅうじょこう)」はつまらぬ由...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...別(わか)るゝや絮果(ぢよくわ)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...一時己(おの)れの弟子となった処から柳絮(りゅうじょ)という俳号をも与えたものである事を知っていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...うそ寒(さぶ)しと云(い)ひしも二日(ふつか)三日(みつか)朝來(あさより)もよほす薄墨色(うすずみいろ)の空模樣(そらもやう)に頭痛(づつう)もちの天氣豫報(てんきよはう)相違(さうゐ)なく西北(にしきた)の風(かぜ)ゆふ暮(ぐれ)かけて鵞毛(がもう)か柳絮(りうじよ)かはやちら/\と降(ふ)り出(い)でぬ...
樋口一葉 「別れ霜」
...柳絮と逢引との間に感情の関連を発見した歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...公主嶺豚舎に運ぶ水桶の柳絮に追はれ雲雀に突かる公主嶺にはもと農事試験所があり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その周囲を柳絮が舞ひ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...巨勢は絮(わた)の如き少女が肩に...
森鴎外 「うたかたの記」
...さて絹の糸、絹の絮(わた)、おのがじし美しさを助くる料となれり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...正にその季節である満洲の柳絮を思慕するの情に堪へない...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私達は支那の文学にある柳絮と云ひ楊花と云ふ物を茲に初めて目にした事を喜ぶのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...夢のやうに飛ぶ柳絮の風に吹かれながら...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...柔かな白塔と柳絮とを歌はうとする私達の気分とは全く相容れぬ此宿の空気であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...何処からか柳絮が飛ぶのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...遠く来て熊岳河の砂の湯に打任(うちまか)せたる我が心かな見ゆる山みな青けれど子を望む山のみ寒し野の上にして東京に子らを置きたる心をも悲しくぞする望小(ぼうせう)の山満洲の柳のなかに子を望む山はあれども東京遠し野のうへの望小山(ぼうせうざん)の裸(はだか)をものどかにしたる柳と朝日あてもなく飛ぶ心をば抑(おさ)へつつ濡れたる沙に下(お)りきぬ柳絮営口にて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...春城柳絮乱...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...源内と柳絮(りゅうじょ)とは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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