...彼れ震怒(いかり)をもてこれを覆(くつがえ)し給う」は火山の爆声を形容せし語...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...或時神地上を巡行し給う...
高木敏雄 「比較神話学」
...罪なき者を害し給うのは不便(ふびん)であるからと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...」「つまらんことを言い給うな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一染(いっせん)の好憎に執し給うこと勿れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...神の造り給うた數知れぬ星が音なく軌道(きだう)を辷りゆく雲なき夜の空である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...……ああ……人の子は雲に乗って現われ給うだろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...「神の我々を恵ませ給う事は……と云って居る主人を上目で睨んで居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...気にかけ給うな...
村井弦斎 「食道楽」
...やがてまたまもなくその第二の希望であった次兄の宮の訃にあい給うたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おん身の悪口ラティヌスをば恥じらわせ給うとも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そそっかしき心もて受けさせ給う侮辱(あなどり)をも...
横光利一 「旅愁」
...「天もわれらをあわれみ給う...
吉川英治 「黒田如水」
...建徳将軍(けんとくしょうぐん)費亭侯(ひていこう)に封じ給う)と...
吉川英治 「三国志」
...誰が汝ごときを怖るるか」「ではなぜそれがしの舌を憂い給うか」「汝を用いるは孔明である...
吉川英治 「三国志」
...お身ご自身とも念じ給うて...
吉川英治 「私本太平記」
...世まい言(ごと)にひとしい妄念を――苦しい御息の下から吐き給う――などのはずはない...
吉川英治 「私本太平記」
...つまらぬことを問い給うな...
吉川英治 「新書太閤記」
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