...「万事にかない給うおん主(あるじ)」も...
芥川龍之介 「おぎん」
...この天地(あめつち)を造らせ給うた天上皇帝を知られぬ事じゃ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...何事もなげに居残ったこのフランシスを神は厳しく鞭(むちう)ち給うた...
有島武郎 「クララの出家」
...神は嘉(よみ)し給うた...
有島武郎 「クララの出家」
...その時お腹を召され給うとも何の仔細か候べきと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...斯様に困ってじれ給うのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...実はすなわち神人……と呼ばれ給うたヤマトオグナの皇子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「手荒いことをしてくれ給うなよ」兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...塚の頭に立たせ給うグロテスクが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一八八四年には英国の招きに応じて自作「聖母は悲しみに立ち給う」を指揮するためにロンドンに渡り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...大義(たいぎ)のために齷齪することの愚かしさよとや悟(さと)り給うらん...
福田英子 「妾の半生涯」
...「我が罪無きを知り給う全能の神よ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「そんなに僕の顔ばかし見給うな...
森鴎外 「かのように」
...たびたび駕(が)を枉(ま)げ給うては...
吉川英治 「三国志」
...必ず侮(あなど)り給うな...
吉川英治 「三国志」
...かつて関将軍が治め給うた領地でした...
吉川英治 「三国志」
...気でも狂わせ給うたか」と...
吉川英治 「源頼朝」
...ここに生命を召し給うか...
吉川英治 「源頼朝」
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