...この天地(あめつち)を造らせ給うた...
芥川龍之介 「邪宗門」
...神は其子を以て人類を審判(さば)き給う時に地を不信者の手より奪還(とりかえ)して之を己を愛する者に与え給うとの事である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...奇(くす)しき業(わざ)を為し給うこと数知れず」という...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...以て彼に従う者に確実なる永世の希望を与え給うたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかしながら神は地を治め給う...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...思ひがけない味方を下し給うたのであつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...脱(ぬ)がせ給うまでは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「君公庁(おおやけ)に召され給うと聞きしより...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...曲解された福音書からでっち上げた君の丸薬や引用句でその邪魔をし給うな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...主与え給い、主取り給う...
永井隆 「長崎の鐘」
...主人はもっともらしい顔をして拝見と云って見ると第一頁に世の人に似ずあえかに見え給う富子嬢に捧ぐと二行にかいてある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...衆生のために栴檀功徳仏を希うて苦しみ給うた大釈尊も...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...神の裁きはこの霊と肉との融合提携を承認し給うばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悪く思うてくれ給うな」「何か...
吉川英治 「江戸三国志」
...飢民(きみん)を救わせ給うたとも説く...
吉川英治 「私本太平記」
...お身ご自身とも念じ給うて...
吉川英治 「私本太平記」
...仏智不思議の誓願を聖徳皇(しょうとくこう)のめぐみにて正定衆(しょうじょうしゅ)に帰入して補処(ふしょ)の弥勒(みろく)の如くなり救世(ぐせ)観音大菩薩(だいぼさつ)聖徳皇と示現して多々(たた)の如く捨てずして阿摩(あま)の如くに添い給う……みりっと...
吉川英治 「親鸞」
...深くなげき給うべからず...
吉川英治 「日本名婦伝」
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