...神の禍(わざはひ)を轉じて福(さいはひ)となし給へる迹(あと)は掩(おほ)ふ可からざるものあればなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...後廻しにし給え」と部長らしいのが云った...
海野十三 「俘囚」
...そしてこのことおよび軟水供給を除くと両時期における状況は同じと考えることができるであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...官吏の俸給の如きも...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...其室屋を引仆し給いき...
高木敏雄 「比較神話学」
...「サンチョー」と私は給仕頭に言った...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...まあ見てい給え、今に大したものになるぜ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...陛下は更に他の有力なる政治家をして新内閣を組織せしめ給ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大きい給水池のまわりを矢島さんは静に歩いた...
豊島与志雄 「過渡人」
...いつでもまた復職したかったら、やって来給え...
豊島与志雄 「擬体」
...女の風俗はカフェーの女給に似た和装と...
永井荷風 「寺じまの記」
...「昔こゝにゐたひとなンですの‥‥まアこはいツ」女給らしくなつた澄子が岡田の肩から覗き込んで...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...給仕の手から料理を奪いとって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...やっといくらか給料がよくなったかと思うと...
宮本百合子 「現実の必要」
...障(さはり)ありて果させ給はず...
森鴎外 「能久親王年譜」
...二ノ御子(みこ)尊治(たかはる)(後醍醐の御名)の即位をやっと見給うたこと...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたたびこの国の山野にあえなき無数の白骨を哭(な)かしめ給うことなかれと」言い終らぬうちであった...
吉川英治 「私本太平記」
...田を給うのみであってその耕作者がなければ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索