...其処に絡りつくのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...かねて連絡をつけてあった看護婦の秋草(あきくさ)に渡した...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...只髪だけは艶々と結つて舊(もと)の如く大きな丸髷に燃え立つやうな赤い手絡のかゝつてゐるのが他に反映して殊に目に立つ...
高濱虚子 「俳諧師」
...つゞいてかれは柔かい女の腕(かひな)の自分に絡(から)みついて来るのを感じた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...酔って悪く絡(から)まってくる友達を防禦(ぼうぎょ)するのに骨が折れ...
徳田秋声 「仮装人物」
...一九三三・一一・二〇)佐渡と新潟――旅の随筆新潟行きの連絡船は佐渡の両津を昼の一時に出帆する...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...横の連絡を保ちつつ...
中井正一 「国立国会図書館について」
...つぶし島田に赤い手絡(てがら)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...新聞社と連絡のあった私に委ねて行きました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...いきなりこの指が絡みついて来た...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...すぐ警察に連絡するのが義務だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...警視庁が連絡を受けて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...この巻鬚は強く他物に絡み付き茎をして攀(よ)じ登らせる...
牧野富太郎 「植物記」
...「コップ」の同志との連絡は完全に絶たれ...
宮本百合子 「逆襲をもって私は戦います」
...その痩せ絡まつた秋の蔓草のやうなほそぼそしい肉體のなかに...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...それはそのときに応じてこちらから連絡しよう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...絡(からま)ったパイプの蔓(つる)の間から...
横光利一 「上海」
...鳥刺(とりさし)のもちに絡(から)められた鳥のように...
吉川英治 「上杉謙信」
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