...食堂で不意の質問に辟易(へきえき)した外交官補などは第一の連絡の綱となった...
有島武郎 「或る女」
...連絡船にて往路の長崎丸は静かな船旅であったが...
上村松園 「中支遊記」
...地球との無電連絡がとれるようになったぞ」えっ...
海野十三 「火星探険」
...何か連絡があったか」「一向にありません...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...更に頸部と胸部に絡み附きます...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...本家の夫婦に籠絡(ろうらく)されてはならないと云う警戒心も強いのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いろんな情実が絡(から)み合っているようにも思える...
徳田秋声 「新世帯」
...こういう工業の農村化と例の百姓道とどういう必然的な連絡があるか...
戸坂潤 「社会時評」
...べっとり身体に絡みついていた...
豊島与志雄 「丘の上」
...朝顔の蔓(つる)のようにすぐに物に絡みつくかと思われるほどであった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...フィル・テンプルに連絡が出来たらなあ」一瞬...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...酔っぱらって絡(から)んで申し訳ありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...本社との聯絡(れんらく)が疎(うと)くなれば...
柳田国男 「海上の道」
...――それが縁で八重は徹之助の(捕われている)妻子との連絡役も勤めることになったし...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかし、こうなると、互いに溶けあう親しさの募りにまかせ、人には云えぬ毒舌も熾んになる癖が出て、捻じあい、絡まり、啀みあい、果てしもなく争った外国での二人であった...
横光利一 「旅愁」
...曹純は外部から城内の曹洪と聯絡をとって...
吉川英治 「三国志」
...なんの連絡もなしに偲い出しては...
蘭郁二郎 「舌打する」
...また「山口の正統の領主たるチロヒロ」との連絡のことを相談せしめている...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索