...私たちの努力が結実しました!...
...彼女の夢が結実する瞬間に立ち会えてうれしかった...
...今年の収穫は豊かで、多くの果物が結実しました...
...政治家の約束が結実せず、有権者から批判を浴びた...
...長年の研究が結実して、新しい発見があった...
...ドレゴがさんざん説きつけてやっと結実に至ったのだった...
海野十三 「地球発狂事件」
...もし歳時記――俳句の季題を集めた書物――を見たばかりで瓜類は夏に花が咲き秋になって初めて結実するものだなどと考えている人がありましたらそれは大変な間違いと申さなければなりません...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...そのとしの秋にもまた稲の穂に穂がみのり林檎も前年に負けずに枝のたおたおするほどかたまって結実したのである...
太宰治 「ロマネスク」
...爆風で吹きとばされた麦が速やかに至る所に芽をふいた(これは翌年普通の麦と同時に開花結実して...
永井隆 「長崎の鐘」
...これは冬に入って結実したが...
永井隆 「長崎の鐘」
...そう勝手に結実までの期間をひどく縮めることは出来ないであろうということである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...結実とともに幹葉の枯れるのを死と信じたのである...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...将兵の奮戦がこのような結実を示したのである...
久生十蘭 「ノア」
...田面をわたる東風に揺れつつ早くも開花結実しているのを見かけるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...私の『牧野植物学全集』第六巻(昭和十一年発行)へはその結実せる状と種子を有せる果実とその稚苗との写真を口絵として出しておいた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ついに志ん生芸術の開花は結実にまで躍進した...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...爾来数年、川柳はいよ/\市井文学として一杯に開花し、結実し、「回覧雑誌」は同人雑誌と、やがてある種のものは一般雑誌の一歩手前位まで発展していつたと見ていい...
正岡容 「大正東京錦絵」
...しかも見事に大きくもなり結実もよいのであります...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...『池北偶談』二六に、〈釈典に三必死あり、いわく人の老病、竹の結実、騾の懐胎、しかるに康熙(こうき)某年、旗下人の家に、騾ありて子を生みついに恙(つつが)なし〉...
南方熊楠 「十二支考」
...苦労が苦労としか結実しないような苦労もしていません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...時間の経過によって消されない生活の結実を喪っては大変だという考えからだけ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...*生活は季節を択ばずに発芽と開花と結実とを続けて行く...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...麦の結実を豊かにするためであるぞと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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