...……数へ来れば幾等(いくら)もあるが、結句、田島校長=0(エクオールゼロ)といふ結論に帰着した...
石川啄木 「雲は天才である」
...結句これからは落着いて手許に居るだろう...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...その友人と大喧嘩をした結句(あげく)...
田中貢太郎 「妖影」
...結句その方があの男にも好都合だろうじゃないか」とサモイレンコは言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一層この場で酔いつぶれてさえしまえば周囲の者が結句どうにか始末をつけてくれるだろうと...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...この結句が「民は」と曲折して居るから尻が据つて居るのである...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...順々に繰り下げて行つて結句で十分に力の這入るやうにするのだ...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...結句(けつく)おだてに乘(の)る質(たち)なれば...
一葉女史 「大つごもり」
...結句おだてに乘る質(たち)なれば...
樋口一葉 「大つごもり」
...結句は「火桶すわりをる」のごとき句法を用うるか...
正岡子規 「曙覧の歌」
...次に「梅かをる朝」といふ結句(けっく)は一句としての言ひ現はし方も面白からず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...これ全体の趣向の上より結句に対する非難なりき...
正岡子規 「墨汁一滴」
...胸は苦しし遂に結句だけ書かずにしまった...
正岡子規 「病」
...女子は婆さんになるまで生きておらん方が結句仕合せなように思われる...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...中川家の客席は人少くして淋しけれども広海子爵は結句他人を交えぬがよしと心窃(ひそ)かに悦ぶ所あり...
村井弦斎 「食道楽」
...」結句は伊狩(いしう)二家の本領を道破し得て妙である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「分贈君家同癖童」の結句より推すに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...結句わたしも、ドロシーダと同じような縞服の女になって行ったのです...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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