...健全な愛人の間に結ばれる抱擁に於て見出(みい)だすことが出来ると思う...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...キリリと結ばれる事のない唇(くちびる)とが...
石川啄木 「病院の窓」
...恋人同志の縁が結ばれるまで...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...愛に依って結ばれる実存間において...
田辺元 「メメント モリ」
...結ぶ者と結ばれる者とのあいだの断つべからざる結縁のきずなである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...両家の間はいよいよ親密に結ばれることになるのでした...
長谷川時雨 「九条武子」
...この様な感覚の共鳴によつて情と景との結ばれる例は余人の余り試みず...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...今よりよかった時代の偉大な人々と交わりを結ばれるがよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こゝで吾々との全き縁が結ばれるに至つたのである...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...これらのものこそ最も厚く美と結ばれる運命にあるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...大衆と美とが結ばれる時...
柳宗悦 「工藝の道」
...それはいち早く醜と結ばれるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...「多」と「美」との間に結ばれるこの秘義を...
柳宗悦 「工藝の道」
...南部の名といつも結ばれるものに「南部紫(なんぶむらさき)」があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...用と結ばれる美の価値は非常に大きいのであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...用と美と結ばれるもの...
柳宗悦 「民藝四十年」
...最近の運命的な御関係を結ばれる事にもなりましたのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...兼ねて楽しんでゐた独りきりの旅寝の夢が結ばれるともう其事ばかり考へて急いだ...
若山牧水 「岬の端」
便利!手書き漢字入力検索