例文・使い方一覧でみる「結ばる」の意味

...そんな縁の――万々一あるまいが――結ばる事が... そんな縁の――万々一あるまいが――結ばる事がの読み方
泉鏡花「薄紅梅」

...この縁はきっと結ばる... この縁はきっと結ばるの読み方
泉鏡花「婦系図」

...お蔦の方が結ばるに違いないから... お蔦の方が結ばるに違いないからの読み方
泉鏡花「婦系図」

...諸君が精神的契約を結ばるることが最も緊要であると思う... 諸君が精神的契約を結ばるることが最も緊要であると思うの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...無限の螺旋（らせん）のように解けてはまた結ばるる恐るべき水の渦巻（うずま）きを眼下にしていた... 無限の螺旋のように解けてはまた結ばるる恐るべき水の渦巻きを眼下にしていたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...ゆえにこの間に結ばるる夢は徒（いたず）らに疲労（ひろう）せる身体の幻（まぼろし）すなわち諺（ことわざ）にいう五臓（ぞう）の煩（わずら）いでなく... ゆえにこの間に結ばるる夢は徒らに疲労せる身体の幻すなわち諺にいう五臓の煩いでなくの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...その間に結ばるる夢も... その間に結ばるる夢もの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...母子（おやこ）二（ふたつ）の口が結ばる暇なし... 母子二の口が結ばる暇なしの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...喋々として両（ふた）つの口が結ばるという事が無ければ... 喋々として両つの口が結ばるという事が無ければの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...汝等の内いづれにても合法的に結婚によつて結ばるゝこと能はざる障害を知るならば...
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...だが絵画と結ばるるが故にここに困難が加り危険が伴う... だが絵画と結ばるるが故にここに困難が加り危険が伴うの読み方
柳宗悦「北九州の窯」

...工藝の美は労働と結ばることなくしてはあり得ない... 工藝の美は労働と結ばることなくしてはあり得ないの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...戦死の子と結ばるべき縁だったせつ子であれば... 戦死の子と結ばるべき縁だったせつ子であればの読み方
横光利一「夜の靴」

...なおさらこめかみの青い筋と結ばるばかりになった... なおさらこめかみの青い筋と結ばるばかりになったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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