例文・使い方一覧でみる「結い」の意味

...一時間程で結い上げたのは... 一時間程で結い上げたのはの読み方
江戸川乱歩「恐怖王」

...それから、髪を結い上げて、元結（もとゆい）を結んでしまうと、それが一つの作法だと見えて、櫛（くし）の峰の方で、首の頂辺（てっぺん）をコツコツと軽く叩くのである... それから、髪を結い上げて、元結を結んでしまうと、それが一つの作法だと見えて、櫛の峰の方で、首の頂辺をコツコツと軽く叩くのであるの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...髻を結い直してやってから... 髻を結い直してやってからの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...綺麗（きれい）に髪を梳（す）いて唐人髷に結いあげ... 綺麗に髪を梳いて唐人髷に結いあげの読み方
徳田秋声「縮図」

...束髪に結いて、そばへ寄れば香水の香の立ち迷う、目少し釣りて口大きなる今の母を初めて見し時は、さすがに少したじろぎつるも、人なつこき浪子はこの母君にだに慕い寄るべかりしに、継母はわれからさしはさむ一念にかあゆき児（こ）をば押し隔てつ... 束髪に結いて、そばへ寄れば香水の香の立ち迷う、目少し釣りて口大きなる今の母を初めて見し時は、さすがに少したじろぎつるも、人なつこき浪子はこの母君にだに慕い寄るべかりしに、継母はわれからさしはさむ一念にかあゆき児をば押し隔てつの読み方
徳冨蘆花「小説　不如帰」

...地所の三方には竹の四つ目垣が結い廻され... 地所の三方には竹の四つ目垣が結い廻されの読み方
豊島与志雄「崖下の池」

...着物のつけ方や髪の結い方がじみ好みできちんと整っていて... 着物のつけ方や髪の結い方がじみ好みできちんと整っていての読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...その結いぶりがヒドク気に入った時は... その結いぶりがヒドク気に入った時はの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...結いたての島田の髪があんなに乱れちまった――あれでは帰れまい...
中里介山「大菩薩峠」

...ちょいと結い立ての髷節に触ってみるのでした... ちょいと結い立ての髷節に触ってみるのでしたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...エーとあの髪の結い上がったのが九時半... エーとあの髪の結い上がったのが九時半の読み方
正岡容「寄席」

...赤児を結いつけおんぶした近所の子供が... 赤児を結いつけおんぶした近所の子供がの読み方
「一本の花」

...友ちゃんは髪結いに行ってウェーブした髪になっていたりして... 友ちゃんは髪結いに行ってウェーブした髪になっていたりしての読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...」（安政見聞録）「山王町なる髪結い何がし... 」「山王町なる髪結い何がしの読み方
武者金吉「地震なまず」

...彼は自分で取ってすばやく結いつけた... 彼は自分で取ってすばやく結いつけたの読み方
山本周五郎「失蝶記」

...その当日から髪を武家風に結い... その当日から髪を武家風に結いの読み方
山本周五郎「長屋天一坊」

...おちづは髪をきれいに結いあげ... おちづは髪をきれいに結いあげの読み方
山本周五郎「風流太平記」