...よそから来た私にゃ...
泉鏡花 「縁結び」
...若奥さんは下部屋(しもべや)からちょうど呉媽を引張り出して来たところで「お前はよそから来た者だ……自分の部屋に引込んでいてはいけない……」鄒七嫂も側(そば)から口を出し「誰だってお前の潔白を知らない者はありません……決して気短なことをしてはいけません」といった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...よそから来た人だというので...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おまえさんはよそから来た者じゃによって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...めったに人がよそから来たことのない...
豊島与志雄 「天狗笑」
...もしあなたがよそから来た旅のお方で知ってる家がないのなら...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...よそから来たものだけだ...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...よそから来た分と私たちの分とで十分にすむと考えられます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よそから来た娘のことなどに関心を持たれるわけもないのだからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よそから来た手紙は一つとしてじかに彼の手に入ることはありませんから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よそから来た人は気が付かずにしまふことがあるのである...
柳田國男 「祭のさまざま」
...よそから来た人びとだということが...
山本周五郎 「青べか物語」
...かつてよそから来た客が通りかかって同じようなけしきを見...
山本周五郎 「青べか物語」
...――そこにいるお松なんぞはよそから来たくせにしやがって...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...よそから来た泊り舟が...
山本周五郎 「やぶからし」
...よそから来た者を...
山本周五郎 「山彦乙女」
...よそから来た羈旅(きりょ)の臣ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...よそから来た人たちにこう言えるようにである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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