...経蔵というのは御経の蔵...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
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種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「松山日記」
...大通寺の境内は広く、規模は大きく、その中に本堂があり、表門があり、裏門があり、庫裡があり、書院があり、経蔵があり、鐘楼があり、鼓楼があり、盥漱所(かんそうじょ)があり、香部屋(こうべや)があり、蘭亭があり、枕流亭(ちんりゅうてい)があり、新御殿があり、土蔵があり、示談講があり、総会所があり、女人講があり、茶所があり、白砂会所(しらすなかいしょ)、二十八日講、因講(ちなみこう)までを数えると、ちょっと一息には言えない建物があるのですから、その一角で、この深夜、ひとり捨てられた人の子が、全力を尽して号泣していたところで、いずれの隅まで反応して人の眠りを驚かすか、甚(はなは)だ怪しいものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...改築か虫干かの必要上こちらへ移入してある間に乞食が経蔵の空屋に入って焚火をしたのが原(もと)で先年経蔵が焼けてしまったが偶然中味だけがここに残されたということだ...
中里介山 「武州喜多院」
...この重源将来(しょうらい)の画像はその後二尊院の経蔵に安置せられていた...
中里介山 「法然行伝」
...原庭の大法寺(だいほうじ)〈あの無住になっている荒寺〉の経蔵(きょうぞう)に手を入れさせるがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大法寺の経蔵に向った二人の手先は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「尤(もっと)もな疑いだが、太鼓は風呂敷を被せると音が鈍くなって遠くの方で叩くように聞えるし、笛は上手になると、強くも弱くも自由に吹けるだろう」「なるほどね」「それから、あの経蔵には、入口が一つと、窓が二つある、その一つ一つを開けたり閉めたりして囃(はや)すと、音は酒井様のお邸(やしき)に響いたり、佐竹様の木立に響いたり、どうかすると、大川の方へ抜けたり、いろいろの方角に聞えるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大仏殿の経蔵には七世紀のはじめに版行した西蔵語訳のカンジュール(一切経)をはじめ...
久生十蘭 「新西遊記」
...塗籠(ぬりごめ)の経蔵(きょうぞう)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...経蔵の方を片手で拝んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...興福寺の経蔵(きょうぞう)のうちにあった...
吉川英治 「親鸞」
...山の西塔(さいとう)に一切経蔵(いっさいきょうぞう)を建立(こんりゅう)した...
吉川英治 「親鸞」
...大蔵経の経蔵だ)彼は...
吉川英治 「山浦清麿」
...経蔵(きょうぞう)...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...なほ大仏殿のうしろには、大講堂を初め、三面僧房、経蔵、鐘楼、食堂(じきだう)の類が立ち並んでゐる...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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