...読経料のお支払いは、当日現金でお願いします...
...寺院での法要には、読経料がかかることがあります...
...心からの供養をするため、読経料を少し多めに支払いました...
...最近では、読経料をクレジットカードで支払える寺院も増えています...
...読経料の請求書が届いたので、早めに支払いをしようと思います...
...それから御住持との三人で蒲団とそのほかにお経料として五十円携えて上京いたしまして...
橘外男 「蒲団」
...永代経料として三両二分をおさめて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その墓の左脇(ひだりわき)にある別な墓を指し示しながらきっとそのあとでこのお墓へも香華(こうげ)を手向(たむ)けて行かれますお経料などもそのお方がお上げになりますという...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...お経料までおいてお出になったそうでね...
徳田秋声 「躯」
...「猫でも、人間でも、何んでも扱うな」牧が、金包を義観の方へ押出して、「軽少ながら、倅への読経料、お収め下さいますよう――せめて、水ぐらいは、お供して行って手向けてやりとうござるが、子は父の心を知らず、父は又、父の情に欠けたる者、何卒、御僧において、拙者の代りとして、よろしく、冥福をお祈り下さるよう――」静かに云って、軽く頭を下げた...
直木三十五 「南国太平記」
...住持にあってようすを訊くと、「いつもひどく沈んだようすをしていて、墓石を洗いながらブツブツひとりごとを言ったり、墓にもたれてぼんやり考えこんでいたりするので、わたくしも気にしていたンですが、このあいだ来たときなどは、永代経をたのみますと言って二十両つつんで来ました」顎十郎は、妙な顔をして、「永代経というのは自分が江戸を離れて生涯帰ってこられねえとか、死目が近くなって、それに跡目がいねえなどというときに、忌日々々に先祖の供養をしてもらうことなんだが、ピンピンしている吉兵衛がそんな真似をするのはチト妙じゃなかろうか」永代経料の包み紙がまだ本堂の壁に貼ってあるというから三人でよってそれを見ると、永代経料、と書いて、その傍に『六月十五日』と日づけが入れてある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「寺へ預けりゃあ経料だのなんだのって金ばかりかかりますからね...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...経料として二両ずつ包んで渡した...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...別に経料(きょうりょう)を納めてお祖父さんと幸太の戒名をつけて貰った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...写経料紙の端に、袍(ほう)を着た頭(ぼくとう)(帽子)すがたの大男が、眼玉をむき、肩ヒジを張って、大議論をぶッている絵の落書きだ...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...べつだんお経料とて上げなかったのに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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