...年を経るも枯れなかったのであります...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...その後年を経るにしたがって貴族僧侶(そうりょ)の愛好飲料となったのはいうまでもなく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...一として彼の愛を経るものなし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この抑圧は人類の歴史を経るに従って一つの錯綜――オイディプス錯綜――を産んだというのである(デュルケム等によって明らかにされたトーテムも亦フロイト主義によれば...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...立場を経るか経ないかによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...日本的ブルジョアジーは殆んど何等の転向と改心を経ることなしに...
戸坂潤 「辞典」
...或る時間を経るに従って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...時を経ると催して来て堪えられなくなった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...半年一年と年を経るに従ひ...
永井荷風 「来訪者」
...日を経(ふ)れば経るに従って色彩を失うのはもちろんである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...否年を経るに従ってだんだん強くなります...
夏目漱石 「私の個人主義」
...年月を経るにしたがい学風の進歩することあらば...
福沢諭吉 「学校の説」
...日を経る随(まま)に苦にもならなく成る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...花が済み日を経ると間もなく長橢円形なる実が熟しこの穎果が宿在している穎片※片の中に包まれているが...
牧野富太郎 「植物記」
...三十年の歳月を経ると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だんだんに日を経るに従って...
室生犀星 「幼年時代」
...日を経るに従って...
吉川英治 「三国志」
...禾稼のかならず四時を経るごときにあらず...
吉田松陰 「留魂録」
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