...ワインが年を経るとよくなるのはこのことによっている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...この現状は幾万世を経るとも変らざるべきである...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...段々日を経るにつれて...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...日を経るにつれて私の野心は限りない驚嘆と敬慕の念に変って行った...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...宗鑑以下の人々が築き上げたところのものが年月を経るに従っておのずから完成し成熟したのだともいえます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...しかも日を経るに従って...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...四そう云う塩梅でだん/\年を経るに随い...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...大正二年の出版で、年を経る十一、版を重ぬる百〇七、十万余部を出して、いまだに凜々と生きて居ます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日を経るに従って次第に短くなって行く...
中島敦 「山月記」
...その後(ご)の事はお前の心に任せるから思ふままの世を経るが宜い...
樋口一葉 「うつせみ」
...されど日を経るに従ひ牧師の面皮は次第に脱落し...
牧野信一 「変装綺譚」
...花がおわるとその子房は日を経るままに段々とその大きさを増すのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...仁田忠常が頼朝の眼前で仕留めた「幾年経るとも知らざる猪がふしくさかく十六付きたるが」とは誤写で...
南方熊楠 「十二支考」
...いんべを経る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山路を経るに田畝望尽(のぞみつき)て海漸く見(あらは)る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「天は年を経るごとに萎縮(いしゅく)して我々の方に近寄って来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何らの話し合いを経ることもなく...
柳田国男 「海上の道」
...ありとあらゆる芸術的向上の過程を経る...
夢野久作 「能とは何か」
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