...二百六十三代を経るという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...年を経るも枯れなかったのであります...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...その後年を経るにしたがって貴族僧侶(そうりょ)の愛好飲料となったのはいうまでもなく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...あまたの手を経るまにまに...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...日を経るに従うて自分の眼に映る...
寺田寅彦 「やもり物語」
...日本的ブルジョアジーは殆んど何等の転向と改心を経ることなしに...
戸坂潤 「辞典」
...時を経ると催して来て堪えられなくなった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そして百里以上の海陸を経ることである故...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...日を経るに従って次第に短くなって行く...
中島敦 「山月記」
...果実を結び、花梗は自然に下へ曲り、幹は枯れてゆき、その株から生じるヒコバエがこれにかはり、一年を経ると、また結実する...
林芙美子 「浮雲」
...花がおわるとその子房は日を経るままに段々とその大きさを増すのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...時を経るにつれて時代が悪化してゆくことを述べたもので...
三木清 「親鸞」
...〈徐羨之(じょせんし)云々かつて行きて山中を経るに...
南方熊楠 「十二支考」
...呼坂(よびざか)を経るに人家街衢をなす...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...北から無縁坂を経る道とで...
森鴎外 「雁」
...「天は年を経るごとに萎縮(いしゅく)して我々の方に近寄って来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それから日を経るにしたがって彼女の思うことは...
山本周五郎 「藪落し」
...ありとあらゆる芸術的向上の過程を経る...
夢野久作 「能とは何か」
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