...組下(くみした)の若者が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...石川右近の組下だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳥居甲斐守は組下の目明し下っ引を追いまわして昨年暮から密(ひそ)かに大探索を続けておりまするが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...組下には相当俊敏な者もいるのだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...また南番所の組下が手を叩いて笑いはやすであろう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...赤いマントを持った組下(くみした)の奴(やっこ)が前や後ろへ廻って砂地のまん中へ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...右往左往する組下の働きぶりを監察していた...
久生十蘭 「ひどい煙」
...これの親爺(おやぢ)はもと矢張り此所の造船場でわつしの組下にをりやして...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...又十太夫の組下に附けると云つて...
森鴎外 「栗山大膳」
...こうしてもこの人は怒らない」と組下の者共に云い...
山本周五郎 「百足ちがい」
...そちの組下の伝吉をたずねるはずではないか」「その伝吉の姿を探しているより...
吉川英治 「江戸三国志」
...どうか御安心なすって下さい」組下の伝吉...
吉川英治 「江戸三国志」
...お燕の身は、ただ今、牛込柳町の町医、市川楽翁どのの隣家に匿(かくま)われておりまする」「義平太が、隠したか」「いえ、楽翁どの自身、あの夜、寛永寺附近に、見張っていて、近所のかご寅という者をかたらい、御子息の義平太とは、論争のあげく、遮二無二、連れ去ったもののように思われます」「して、お袖の方は」「これは、楽翁どのも、手が廻らず、取り逃がしたらしく、あの後、組下の辰三、半次のふたりが、必死に探索しましたところ、どうも、寛永寺別院の副執事、大内不伝の手によって、山内にかくされているらしゅうございます」「宮御住持の別院にとか...
吉川英治 「大岡越前」
...おなじ組下(くみした)の綿貫三八(わたぬきさんぱち)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...組下の与力衆(よりきしゅう)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...恐らく、自分の組下で、戦死した者もあろうが、幾人かは、他の組へ紛(まぎ)れこんで、生きているであろうと思った...
吉川英治 「新書太閤記」
...鉄砲の組下や足軽小者などの残る妻子に...
吉川英治 「新書太閤記」
...日ごろよく小費(こづか)い銭(せん)を撒(ま)いている組下の目明しだろうから」「だから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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