...顔が合って四つに組むと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼は惡魔とでも取組むやうな氣持になつて...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...すなわち胸に両腕を組む態度をしか取ったことはなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで老番頭は、非常な狼狽(ろうばい)をつくろいながら、委細かしこまってしまって、「では、現金額と致しまして、取りまぜ五万七千三十両ござりまするが、それをそっくり……」「そっくり送っておやりなさい、為替に組むなり、馬につけて送るなり、いいようにして届けておやりなさい」「はっ、承知仕りました」こうして老番頭は、帳面を抱え直して、また主人の前をすべり出でたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...京都へ荷為替を組む打合せがあったそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上の事は神様がして下さるよ」二人は肩を組むように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎日筏を組む練習で段々怖くなりかけてゐた孝次郎は病氣になることを考へついて...
林芙美子 「雨」
...ミハイロは背後(うしろ)で手を組むで...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...旅人百五十人以上隊を組むにあらざれば旅し得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...彼らは直接取っ組むことを避ける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼と組むことにしていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...筏を組むにはいわゆる川淀の潭(ふち)をなしてしばらく流木を駐(と)め得る所たることを要するが...
柳田國男 「地名の研究」
...覚えていらっしゃらないんですか」「そうでしたか」彼は紐と取り組むのをやめ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...塩野がこれと取り組む願いを起したとは...
横光利一 「旅愁」
...不なれにあぐらを組む居心地までが...
吉川英治 「江戸三国志」
...膝をくずして胡坐(あぐら)を組むと...
吉川英治 「江戸三国志」
...取っ組む...
吉川英治 「新書太閤記」
...「面倒ッ」と、吠えて組む者...
吉川英治 「新書太閤記」
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