...勤勉そのもののごとく大地に取組む農民の姿にナゾらえたもので...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...女々(めめ)しさを退けるようにむずかゆい手を腕の所で堅く組む...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...我々の取り組む重い使命とのあいだに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...彼は惡魔とでも取組むやうな氣持になつて...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...仕事師の方は骨を組むのでありますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一通目に取り組むあいだ見向きもされず卓上に置かれていたものだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...現実と取組むことに力が先ず集注され...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...足をあんなに組むには及ばねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...櫓を組むためばかりでなく...
中谷宇吉郎 「雑記」
...黙々と機械と取っ組む一人の技師の姿を...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...事件と取り組むときの情熱だけが万事を決定するのではないでしょうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...旅人百五十人以上隊を組むにあらざれば旅し得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...膳とか重箱とか板で組むものも作り...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ついに筏を組む技術を忘れるまで中絶する場合も起り得る...
柳田國男 「地名の研究」
...しかしまず現象そのものの実体と取組むことが...
矢部貞治 「政治学入門」
...不なれにあぐらを組む居心地までが...
吉川英治 「江戸三国志」
...大工の手で組むばかりに仕上げられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...組む、刺し交(ちが)える、或いは、首をあげる、その首を奪うなど、到底、ほかの戦場では見られぬほどな猛闘が演じられだした...
吉川英治 「新書太閤記」
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