...「さてこれからまた取っ組むかな...
有島武郎 「星座」
...眼の前にひろげられた月面図の上に腕を組むと...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...いったん取っ組むとかれらは決してはなれず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...信号手は腕を組むような格好をして...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「僕らの今取り組むべき問題は...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...活版と親しく腕を組むことで...
中井正一 「壁」
...言葉を絶やすと共にそのまま腕を組む種彦の様子に...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...活字を拾って組むという事は彫刻をすると同じような愉快が得られる...
中里介山 「生前身後の事」
...そこで老番頭は、非常な狼狽(ろうばい)をつくろいながら、委細かしこまってしまって、「では、現金額と致しまして、取りまぜ五万七千三十両ござりまするが、それをそっくり……」「そっくり送っておやりなさい、為替に組むなり、馬につけて送るなり、いいようにして届けておやりなさい」「はっ、承知仕りました」こうして老番頭は、帳面を抱え直して、また主人の前をすべり出でたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐と取組むには...
中里介山 「大菩薩峠」
...それもこれも熊五郎の仕業で――」駒吉はいろ/\と立ち働くお秀の後ろ姿を眼で追ひ乍ら腑甲斐(ふがひ)なくも涙組むのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「君は潜水艦『八島』に乗組むことになっているんだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...あるいはまた編むとか組むとかいうやり方ではなくして...
柳宗悦 「樺細工の道」
...すなわち筏(いかだ)を組むわざに便宜の多かったことにあるかと考えている...
柳田國男 「地名の研究」
...そこでせいぜい本式のつもりで取組むのであった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...同君が外界の事象と四つに取組むと同時に...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
...實は昨日あれに乘り組む顏觸れがもうちやんと定まつてしまつたからです...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あぐらを組む者もある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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小腕 頭の先から足の先まで 片上
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