...絃歌の雨のやうに降り注ぐ祇園を西に...
薄田泣菫 「茶話」
...その後上皇は勅して彼を叡山(えいざん)に上らせて登壇受戒せしめ給い、玄昭律師に附して密教を学ばしめ給うたが、生来多才多藝の人で、顕密(けんみつ)の両宗は勿論(もちろん)のこと、十種に餘る学問技術を身につけていたと云われ、医道、天文、悉曇(しったん)、相人(そうにん)、管絃、文章、卜筮(ぼくぜい)、占相、舟師、絵師、験者(げんざ)、持経者等々の道に練達してい、音曲(おんぎょく)などの諸藝にかけても肩を並べる人がなかったと云われる...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...吉田絃二郎さんの身辺秋風を読んで...
種田山頭火 「其中日記」
...夜もすがら詩歌管絃に遊蕩のかぎりをつくしてゐる人だちだのが――またはこつそりと姫を圍うてゐる坊主や...
田山花袋 「道綱の母」
...動植物園ではキリストに関する管絃楽の組曲が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...江戸演劇に用ひらるる鳴物は独(ひと)り三絃の合方のみに留(とど)まらず本釣鐘(ほんつりがね)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...風流絃歌の巷も今では音楽家と舞踊家との名を争う処で...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...この二絃琴のお師匠さんがまた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...朱絃舎の門弟といえば...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...管絃楽のアンサンブルの中から音の糸を繰りだすように洩れてきた...
久生十蘭 「蝶の絵」
...「もう絃(いと)を押すことなどが思うようにできなくなりましたよ」とお言いになりながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一越(いっこつ)調の音(ね)に発(はつ)の絃(いと)の標準の柱(じ)を置き全体を弾き試みることはせずにそのまま返そうとするのを院は御覧になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...十三絃(げん)の琴の名手だそうです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...十三絃(げん)の琴を懐しい音(ね)で弾(ひ)くのが聞こえた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして二絃琴を弾いたのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...絃歌の賑わいも夢となって火の消えたような有様...
山本笑月 「明治世相百話」
...槽(おけ)や土器(かわらけ)を叩きつつ二絃(にげん)の琴(きん)に調子を打った...
横光利一 「日輪」
...楽府(がふ)(絃にのせて歌える詩)の一章を...
吉川英治 「新・水滸伝」
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