...「キタルラ」の絃(いと)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...絃の音にそれを託したのである...
上村松園 「軽女」
...顫(わな)なく絃(いと)にふれもせば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...絃に合ふ筈がおまへんやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...つぶやきながら三の絃(いと)を上げた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...楼の柱の両側に「二十五絃(げん)弾月夜」「不堪清怨却飛来」と...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...自分と吉田絃二郎との区別が判らなくなる程...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...朱絃舎浜子の爪音(つまおと)が...
長谷川時雨 「紫式部」
...胡弓の絃に乗せて...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...全く思ひもかけず唐突に起つたイオリンの強い絃の音に...
水野仙子 「輝ける朝」
...十五六から二十近くまでの娘の心と云うものはまるで張りきった絃の様にささやかな物にふれられてもすぐ響き...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...私たちの生活の感情の絃の一本は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「箏(そう)の琴(こと)は絃がゆるむわけではないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一越(いっこつ)調の音(ね)に発(はつ)の絃(いと)の標準の柱(じ)を置き全体を弾き試みることはせずにそのまま返そうとするのを院は御覧になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...春水が妻飯岡氏静の妹直(なほ)をして続絃(ぞくげん)せしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...槽(おけ)や土器(かわらけ)を叩きつつ二絃(にげん)の琴(きん)に調子を打った...
横光利一 「日輪」
...「三国志」の序曲から中篇までの大管絃楽は絶えず彼の姿によって奏されているというも過言でない...
吉川英治 「三国志」
...竹之丞さんの絃がわるいのでござんす...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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