...「無絃琴」の額もある...
芥川龍之介 「漱石山房の冬」
...絃に合ふ筈がおまへんやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...彼のたわごと――一つの絃あるいは二十絃をならす彼の素人のパガニーニ〔イタリアの音楽家...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...意あまって、絃響かずだ...
太宰治 「鬱屈禍」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...吉田絃二郎さんの身辺秋風を読んで...
種田山頭火 「其中日記」
...管絃楽の曲目には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...動植物園ではキリストに関する管絃楽の組曲が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この放たれんとする弓絃のおののきのごとき...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...此夜屋内に絃歌の聲なく安眠するを得たり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...この二絃琴のお師匠さんがまた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...吉田絃二郎(げんじろう)なんて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...絃の音はその情操のない主人に驅使されることの不遇を悲しむ暇もなく...
水野仙子 「輝ける朝」
...娘へも促すように自身で十三絃の琴を几帳(きちょう)の中へ差し入れた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我々は絃をあらゆる調子にあわせなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四つの絃(いと)の捻(ねじ)をしきりと合せていた峰阿弥(みねあみ)は...
吉川英治 「親鸞」
...管絃して遊ぼうか...
吉川英治 「源頼朝」
...それほど、うつつにはおらぬ」「では、あの――大絃、中絃、清絃、遊絃のわずか四つしかない絃(いと)から、どうしてあのように強い調子や、緩(ゆる)やかな調子や、種々(さまざま)な音色(ねいろ)が、自由自在に鳴り出るのでしょうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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