...三十八年八月を以て戰爭が終結すると共に...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...戦いはその中何らかの形で終結するに決っている...
梅崎春生 「日の果て」
...予審の終結する頃までにはエスペラントの大通になって見せます...
大杉栄 「獄中消息」
...独断と独断との間の討論の終結する見込みは立たないように思われるのである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...ちょうど春の夕暮れのような心持ちで全編が終結するのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...その行動――之が非論理的なのである――を終結することが出来る*...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...然れども人生は心理的解剖を以て終結するものにあらず...
夏目漱石 「人生」
...それで万事が終結するのだ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...事実についての結論に終結する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...事物の存在や事物の諸性質の存在についての結論に終結する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...言葉の意識が発達してゆく限り言語学上の interpretatio も決して終結することはないでせう...
三木清 「消息一通」
...このやうな形而上學的問題についての論爭は終結することなく絶えず繰り返されてゐる...
三木清 「認識論」
...智馬をして空しく無識の販馬商(うまうり)の鞍下に羸死(つかれし)せしめぬよう冀望(きぼう)を述べてこの章を終結する...
南方熊楠 「十二支考」
...一つの御礼申しをもって終結するというような一回ごとの交渉は...
柳田国男 「海上の道」
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