...ゆかたに大和絵の柄が入っている...
...この部屋の壁には大和絵が飾られている...
...外国人の友人に大和絵を見てもらうことにした...
...博物館で大和絵の展示を見学した...
...大和絵の描かれた扇子を買いたいと思っている...
...――殊に大和絵らしい美しさを如何にものびのびと表はしてゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...案外気安く大和絵の幅(ふく)を掛けてくれた...
岩本素白 「野の墓」
...新田義貞と勾当内侍を描いた大和絵式のものを出品しまして先生のお賞めにあずかった事を未だに忘れずに居ります...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...大和絵のような春霞が裾の方をぼかしている山のかさなりを見ていると...
高村光太郎 「山の春」
...いかにも大和絵(やまとえ)にありそうな温雅で平和な眺望なのである...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...いわゆる大和絵とか...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...私はいわゆる新しい大和絵や歴史画を見ると...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...古土佐(ことさ)の大和絵にでもあるような...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後大和絵というものが起りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大和絵の粋をことごとく消化している...
中里介山 「大菩薩峠」
...この七千尺の大屏風の中に描かれた典雅にして明媚(めいび)なる大和絵の数々は一行の人の心を陶然として酔わしむるに充分でありました...
中里介山 「山道」
...中世以来発達した大和絵は支那式によったものでなく...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...大和絵(やまとえ)を描いた屏風(びょうぶ)の丹青(たんせい)も浮くばかり美しかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...生活もできるようになっていました」自分は大和絵(やまとえ)の一派をまなんだのであるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...極めて淑やかな大和絵風の夫人が自然に任せて眺めていた...
横光利一 「旅愁」
...大屋根の甍(いらか)もさながら金砂を刷(は)いた大和絵そのままに霞(かす)んで見える...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし大和絵以後の繊美な様式のみが伝統として現代に生かされ...
和辻哲郎 「院展遠望」
...ある者はインドとシナの混合酒に大和絵の香味をつけてその珍奇を目立たせようとする...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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