...この第三の融合的実在論は実在論として終極のもので...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...一生の述作皆人間終極の幸福を予言する点に於(おい)て一致し「アソランドオ」絶筆の結句に至るまで...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...発達せしめようというのが我々の終極(しゅうきょく)の目的である...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...つまり「究極」とか「終極」とか「最後」などという意味で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...社会の歴史的発展によって終極的に――直接にではない――限定されている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...終極に於ては一つの疑問であるかも知れない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...これは人間の歴史的発展の終極の理念であり...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...この觀點よりみて、時の無終極性、終りなき果てしなき時、は何を意味するであらうか...
波多野精一 「時と永遠」
...靈魂の無終極的――從つて勿論時間的――存續を「要請」(Postulat)の名のもとに...
波多野精一 「時と永遠」
...のために必要なる制約として生の無終極性を推論する...
波多野精一 「時と永遠」
...ここに無終極性としての僞りの無限性に對して完成性を意味する眞の無限性が現はれる...
波多野精一 「時と永遠」
...無終極性が未完成從つて不滿足の連續を意味したのに反して...
波多野精一 「時と永遠」
...さてこの思想が文化的生の立場を終極的のものと看做すより發生したものであることは甚だ明かに看取される...
波多野精一 「時と永遠」
...無終極的時間性のそれ以外にはないであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...直接に中心と中心とを結合しつついつもすでに終極完成に達して居り留まつてゐる動作に存する故...
波多野精一 「時と永遠」
...生命の終極として平気で眺めていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生の終極ではあるが決して目的ではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――スフィンクスが終極の目標を示さないために――そうしてすべてにこの自覚の誇りを宣伝すべく...
夢野久作 「鼻の表現」
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