...終極は現在の社会制度...
有島武郎 「農民文化といふこと」
...登志子の目には始終極端にそぐわぬものになって極めて不自然に滑稽に見えた...
伊藤野枝 「わがまま」
...人間終極の理想ともいうべきである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...一生の述作皆人間終極の幸福を豫言する點に於て一致し「アソランドオ」絶筆の結句に至るまで...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
......
波多野精一 「時と永遠」
...これが即ち時の(即ち客觀的時間の)「無終極性」(Endlosigkeit)である...
波多野精一 「時と永遠」
...客觀的時間の無終極性は昔より廣く...
波多野精一 「時と永遠」
...ヘーゲルが無終極性を「惡しき無限性」と呼んだのに傚へば...
波多野精一 「時と永遠」
...彼等は死を生の終極とは考へず...
波多野精一 「時と永遠」
...生を無終極的に繼續せしめる事情や理由の存在すること...
波多野精一 「時と永遠」
...客觀的實在世界の觀念的聯關――秩序・理性・攝理等――において自己を表現しつつそれを完成しそれに終極を與へる...
波多野精一 「時と永遠」
...神は必ず自己主張を貫徹し自己の活動に終極と完成とを齎すといふ...
波多野精一 「時と永遠」
...ここに無終極性としての僞りの無限性に對して完成性を意味する眞の無限性が現はれる...
波多野精一 「時と永遠」
...媒介者の役を務めたに過ぎなかつた觀想とそれの對象とに終極性を與へることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...しかもこれは事の終極ではない...
波多野精一 「時と永遠」
...奨励金の終極的傾向が明かに国内市場における穀物の平均価格を引下げるにあるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いずれの官が終極という事がないからして...
柳田國男 「名字の話」
...殆(ほとん)と音語の終極の用途を...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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