...終列車を逃すと帰宅が遅くなる...
...今日は終列車に乗るつもりだ...
...終列車の時間を調べた方がいいよ...
...終列車がキャンセルになったらどうしよう...
...終列車の車両が古くて不快だった...
...「その後(ご)終列車まで汽車はないですね...
芥川龍之介 「影」
...最終列車で義雄は札幌へ向つたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...山口の句会へ行く、椹野川づたひに歩いて行つた、春景色、そして私は沈欝であつた、いつ訪ねても周二居はしづかであたゝかである、湯田温泉も私のかたくなにむすぼれた身心をほぐしてくれた、おいしい夕飯をいたゞいて、若い人々と話して、終列車で戻つた、まことによい一日一夜であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...ちょうど最終列車が出たばかりのところであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...終列車の時刻迫れば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...夜の最終列車に乗れる筈だった...
豊島与志雄 「道連」
...晩食(ばんめし)をも一緒にすましてから先生は最終列車で東京へ帰る...
永井荷風 「寐顔」
...その練習をやると夕方七時の終列車に間に合わぬことになる...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...或ひは富士驛に出て終列車で東京へ歸るか...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...みんな嘘っぱちばかりの世界だ!甲州行きの終列車が頭の上を突きさした百貨店(マーケット)の屋上のように寥々とした全生活を振り捨てゝ私は木賃宿の蒲団に静脈を延ばした列車にフンサイされた死骸を私は他人のように抱きしめて真夜中煤けた障子をいっぱい明けるとこんなところにも月がおどけていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ロンドン行き最終列車が発車した事を知った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...三日雨 夜九時半まで待つてS女が帰らないので終列車で余が出向くことにした...
牧野信一 「五月のはじめ」
...「未だ終列車は着いてゐない筈だわ...
牧野信一 「ゾイラス」
...夕暮時から終列車までの間を毎日此処に現れて腕を組んでゐるのだ...
牧野信一 「ゾイラス」
...九郎は終列車にも姿を現はさなかつた...
牧野信一 「ゾイラス」
...終列車まで待つた七郎と女房が...
牧野信一 「ゾイラス」
...終列車は、午前二時につくからぼく迎えにいく...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...今夜の直方発の終列車の上りの客車便に……そう……十時五十分に間に合うように大急ぎで荷造りしてちょうだい...
夢野久作 「女坑主」
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