...私は子爵の言(ことば)が終ると共に...
芥川龍之介 「開化の良人」
...冬の終る平穏無事な家の...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...まだいつ終るか分りません...
谷崎潤一郎 「細雪」
...入ることを許されずに終るかも知れぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この小曲はただに失敗に終るばかりでなく...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...壮助が話し終ると...
豊島与志雄 「生あらば」
...これの終る頃くたばる事になると...
直木三十五 「死までを語る」
...しかしもう見ないで終るであらうと思ふことは...
中原中也 「夏」
...味噌汁と御飯と香の物で朝食が終る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...地球の終る最後の日まで...
久生十蘭 「肌色の月」
...十月二十三日(日曜)今日でセットが終る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一八二〇年をもって終る十年間には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...他の者は静かにして祷りの終るのを待ってやる)織子 (祷り終って)あら...
三好十郎 「冒した者」
...式が終ると嫁様は里の方へ行ってしまう...
柳田国男 「木綿以前の事」
...恋々生涯を徒空に終るは...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...甲斐が語り終ると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この手紙を打ち終ることは不可能と見なければなりません」「そうですなあ……一々御尤もです」「そんならどこでこれだけの長文をたたいたかと申しますと...
夢野久作 「暗黒公使」
...云い終るか終らぬうちに...
吉川英治 「三国志」
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