...何らの恐怖煩悶なくして一生を終る者はむしろ甚(はなは)だ多い...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...遂々すべてを白状してしまいました」S夫人は云い終ると写真ブックから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...本棚を調べ終ると...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...片方の足袋を脱がし終ると更らに此方(こちら)の足を突き出した...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...また第一次世界大戦の終ると共に...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...氏が材料を征服し終る時が近い内に来ることを吾々は期待してよいと思う(なお日本宗教史の研究では「日本宗教史研究会」から論文集が出ている――『日本宗教研究』及び最近の『寺院経済史研究』)...
戸坂潤 「読書法」
...必ずしも自意識の強い女はああ云う風に終るもので...
「予の描かんと欲する作品」
...すべてが終るところからすべては新しく……と繰返しながら彼はいつもの時刻にいつもの路(みち)を歩いていた...
原民喜 「火の唇」
...独見(どくけん)にて一月の間に読み終るべし...
福沢諭吉 「学校の説」
...一回の終る頃は何うにかいつもの第一日曜並の入りになった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼終ると外出せず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...終ると日比谷公会堂へかけつける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...事終るの後褒美(ほうび)に残食を頂戴して舌を打つ覚悟なんだ...
南方熊楠 「十二支考」
...この長い大仕掛な仕事が終るまでと何故のばすのか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...声が終るや否やビシーツ! と音がする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それをもって祭を終ることになっており...
柳田国男 「こども風土記」
...夏休みが終ると、青年は電器会社には来なくなった...
山川方夫 「トンボの死」
...(F・O)S=元の庄屋の家語り終る武蔵...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??