...翌一八一四年の正月終りには...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...世界中を騒がせた日露戦争が漸くポウツマス条約に終りを告げ...
谷崎潤一郎 「幇間」
...始めと終りの悲惨であつた母の運命だけは...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...祭はこうして恙(つつが)なく終りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところが昨年の夏も終り近く...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...それで終りになります...
久生十蘭 「手紙」
...四時半稽古終り、客を入れるとすぐに開演...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼の終り、菊田・上山と那波支配人のとこへ年始に行き、又、天ぷらが食ひたくなって、名物食堂のハゲ天、しこたま食って、三人で五円足らず、此処は安い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この種子を蔵している果実は終りまで緑色で往々多少は微黄色を呈しているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...幕も張り終りぬ...
正岡子規 「花枕」
...迷誤の終りはどこにあるのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...どうして「小豚派作家論」の終りは...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...もう今日あすで終ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此手紙を書き終り候はば...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...後(のち)山澄は海軍大尉を以て終り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...年の循環を稲作の始め終りと...
柳田国男 「海上の道」
...一二九頁―終りから三行目...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...「成都も今が終りか」と...
吉川英治 「三国志」
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