...この唐突たる挨拶の終り方が...
芥川龍之介 「毛利先生」
...この旅は始めから終りまで...
石川欣一 「山を思う」
...いつまでたっても終りにならないおなじ問題に苦しめられるのだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...是は何時頃まで續いたかと云ふと奈良朝の終り迄奴隷がありました...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...これも短命を以て終り...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それでも御蔭樣で無事に長島へお連れしまして本年初めての收容を終りました事を御喜び下さいまし...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...死は人生の終りではない...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...終りに興味あることは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...二回目の春の終りには...
豊島与志雄 「白藤」
...信仰は至るものでございます――起信論の終りに念仏を説かれた古徳の到れり尽せる御親切のほどを思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...鰊北海道はもう鰊も大分終りに近づいた頃であろう...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...昼の終り、山水楼のやきめしと古肉、まづし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この多岐な一年の終りの近づいた今日では...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...」八月の終りキュリー夫人は十七になっているイレーヌにあてこう書いた...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...紅葉山人の終りの方の作には或る面白い変化があれば...
宮本百合子 「紅葉山人と一葉女史」
...それで私の役目はもう十分に終ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月終りは冷たき霙となる...
室生犀星 「抒情小曲集」
...この終りの句の苧がら苧がらは...
柳田国男 「年中行事覚書」
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