...何卒あしからず御承知下さいまし―御寄贈下さつた方々に―□本当に手落ちばかりで申訳けがありません終りにもう一度平身低頭お詫びを申して置きます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...それで終りました...
太宰治 「みみずく通信」
...この章の終りのところで初めて登場するマネット嬢の附添いの婦人プロス(ここでは名は記されていないが)...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...終りまで続かなかった...
豊島与志雄 「早春」
...三月目(みつきめ)の終りには...
中島敦 「名人伝」
...雁来紅ももう終りであった...
林芙美子 「落合町山川記」
...ところがこの役目の終りもその男の生涯の終りに規定されていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...昼の終り徳山を誘ってアラスカへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼の終り、吉岡あらはれ、座員一同に大入りを呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...植物を病養の慰めとして一日も早く恢復されんことを祈ります」ここでお話を終り先生を囲んで質問に移る...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...奢侈品を作る労働は終りを告げ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...終りはなかなかむずかしゅうございました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人間も本質的には終りね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「これでひととおりの話は終りです」と藤吉は二本めの徳利を取って...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...世界の終りかと思えるようなエタイのわからない悲鳴が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...終りの方に見られた...
横光利一 「旅愁」
...能狂言の終りと共に...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて十世紀の終り頃にはマームードの征服に遇うに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索