...尤も見たと言いましても始めからずうと見ていたのではなく、始めと終りと、つまり二度に見たわけで御座居ます...
大阪圭吉 「花束の虫」
...かくて、十一年の十一月頃、全く製作を終り、店に飾り、先方の検分を終って唐子の彫刻は引き取られて行きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...はじめから終りまで全文削除を命じられた...
太宰治 「十五年間」
...行きついた道の終りだ...
太宰治 「新ハムレット」
...これがとうとう終りまでレーリーの伴侶となったのである...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...異境に於ける自己消費に終り...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...「昨日で調査が終りました...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...一回の終りに十五銭のむしずしを食った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼の終りに、地下のサンドウィッチを食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...搜索は總て徒勞に終りました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それは第三幕の終りに近い一節――最も人の心をひき立てる興奮の一節――不純なところがないではないが...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...尚終りに宗教に就て一言しやうと思ふ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...人間も本質的には終りね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...畑や林や森かげを縫いポツリポツリと家々の影をうつし秋の終りの人声と物音をひびかせてまだ暮れきらぬ夕空を映してたそがれの東京の町なかへ流れ入る...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...竹の庭庭は春さきの冬がすっかり終りかけないころがよい...
室生犀星 「庭をつくる人」
...げに死こそは万事の終りなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ついに四日目の終りにバックはその大きな大鹿を引きずり倒した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...彼が初めから終りまで首席で通して目出たく今囘卒業したことを賞讚した報道で...
若山牧水 「古い村」
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