...左(と)に右(か)く終に一回もこの自信ある手腕を試みる機会を与える事が出来ずにしまったのは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...終にその罪跡暴露して...
大町桂月 「鹿島詣」
...土から生れて土を食(く)い土を耕(たがや)して終に土になる土の獣(けもの)の農が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...六大水は久しく湛(たた)えて終に落ちた...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...而もこれ等諸分出は終に一者の内を出ないのであるから結局一者への復帰を意味する...
戸坂潤 「辞典」
...処りても身を保つを思ふ而して人は終に彼れの智術を知らざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...浮き足となって終に上の庄まで引いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...終に我々が申し合って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そんなで私は富公がいやでならないのをじつと虫を殺して逆らはないでたがその堪忍も終に緒がきれて...
中勘助 「銀の匙」
...気違の真似をすると終には気違になつて了ふ...
平出修 「公判」
...実際の臨終に至るまで医薬の手当を怠(おこた)らざるがごとし...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...追手を八方に放ちて怖るべきファウストを追跡したれど終に捕ふることを得ず...
牧野信一 「変装綺譚」
...終には菓物も毎日食うようになった...
正岡子規 「くだもの」
...終に心(しん)を噛(か)み皮を吸ふ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...扇朝の身の上話の終に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...果して然らば詩人は終に論ずべからざる乎...
山路愛山 「詩人論」
...然れども彼は終に此所に止る能はざりし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...終に四万へ行くことにきめて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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