...そうして無終にこれらの住みかとなるであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...終に巨巖の中腹より飛泉迸り出づる處に至りて...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...豪客終に杯をまはす...
大町桂月 「金華山」
...些細な迷信でも、一つを黙認すれば、他をも黙認せねばならず、次から次へと、負けて行けば、終には、いかなるはなはだしい迷信でも許さねばならぬことになる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...しかし彼はそれにも拘らずトムの臨終には目を離さなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...廻し節の沢山あるクリのところへ来て私と漱石氏とは調子が合わなくなったので私は終に噴き出してしまった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...―――お互の身に万一のことがあった場合に臨終にさえ会ってならないとは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...終に彼は平野のはてもなき長路の中に踏み入った...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...終に火を得たるならんと考ふ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...粕谷の彼は起(た)ってお馨さんと彼等の干繋(かんけい)を簡単に述べ、父者人に対して卑怯なる虚言の罪を謝し、終に臨み、お馨さんの早世(そうせい)はまことに残念だが、自身の妹か娘があるならば、十人は十人矢張お馨さんの様に戦場に送りたいと思うと言った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...広子は終に父がお産をするところを見損った...
原民喜 「父が生んだ赤ん坊」
...先生は終に意を決せられて御子息のF君を御勘当なされた由も知りました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...かの犬臨終に尊者の窮乏を忘れず...
南方熊楠 「十二支考」
...悲しさが湧く、涙がこぼれる、終には、自らの身の上にまでその事を考え及ぼして、自分が亡き後の人々の歎き、墓の形までを想像して泣く...
宮本百合子 「悲しめる心」
...曾能の臨終には、定て三十六歳の幾勢が黒田家に暇を請うて来り侍してゐたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼にあっては終に自身の高き悟性故に自縛の綱となった...
横光利一 「新感覚論」
...終には自棄(やけ)になって...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
...出産すれば課税するの意)の雑役を設け終に婚礼にまで税を課するに至った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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