...全く無意義に帰して終う訳だ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...まぶしい様な風で急いで通り過ぎて終う...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...死んで終うの とは 違つて 安心 だらうが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その辺を始終うろついているおまわりさんのぴかぴか光る目がこわかったのだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...始終うごいているお母さんだ...
太宰治 「女生徒」
...自然科学によって無視されて終うだろうと思われる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...始終うとうと居睡りをしてるとしたら...
豊島与志雄 「坂田の場合」
......
長沢佑 「親父の言葉」
...お絹は始終うつ向いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...田夫野人(でんぷやじん)と伍(ご)して一生を終うるの覚悟をなさん...
福田英子 「妾の半生涯」
...あっと言う間に私刑(リンチ)にされて終うことも珍らしくない...
牧逸馬 「双面獣」
...点となりて消えて終う...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...始終うかうかしてゐる心を嗤つても...
牧野信一 「蔭ひなた」
...どうでもよくなって終うのだ...
室生犀星 「花桐」
...王様へ差し上げる占(うらない)の果物は皆流れて行って終う...
夢野久作 「白髪小僧」
...その持ち役の人物と扮装と科白(せりふ)と仕草とに自分の本心を明け渡して終う...
夢野久作 「鼻の表現」
...「おやかた様」蔦王は始終うしろからしゃべりかけて行く...
吉川英治 「私本太平記」
...始終うつ向き加減に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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