...全く無意義に帰して終う訳だ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...頭(つむり)をくり/\とバリガンで刈つて終うた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...戸を締めると出るからな」細君は帰って終う...
伊藤左千夫 「浜菊」
...細君は総(すべ)てをそこに置いたまま去って終う...
伊藤左千夫 「浜菊」
...始終うとうとしてゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...始終うとうと居睡りをしてるとしたら...
豊島与志雄 「坂田の場合」
......
長沢佑 「親父の言葉」
...田夫野人(でんぷやじん)と伍(ご)して一生を終うるの覚悟をなさん...
福田英子 「妾の半生涯」
...あっと言う間に私刑(リンチ)にされて終うことも珍らしくない...
牧逸馬 「双面獣」
...始終うかうかしてゐる心を嗤つても...
牧野信一 「蔭ひなた」
...貴様共をみんな盲(めくら)にして終うぞ」と云ううちに...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...「一年もよく化の皮を被り終うせたな...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...どうでもよくなって終うのだ...
室生犀星 「花桐」
...わたくしのほうではお噂を始終うかがっていましたの...
山本周五郎 「百足ちがい」
...身体(からだ)中の血が凍(こご)えて終うかも知れないのであるが...
夢野久作 「白髪小僧」
...皆殺して終うのがこの蛇の役目だ...
夢野久作 「白髪小僧」
...その持ち役の人物と扮装と科白(せりふ)と仕草とに自分の本心を明け渡して終う...
夢野久作 「鼻の表現」
...始終うつ向き加減に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??