...従つて僕の中(うち)の光秀は必ずしも僕の中の紹巴を嘲笑しない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...紹巴(じょうは)という茶人は...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...紹巴の方へ廻して来た...
薄田泣菫 「茶話」
...いったん出た紹巴や宗祇などいう名前ももう一度墨で塗って暗黒のページのうちに葬ってしまいたいと思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...紹巴(しょうは)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...「法眼(はふげん)紹巴...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...……しかしさすがは里村紹巴(じょうは)...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴どのからお詫(わ)びおきして賜われと...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴は、如才(じょさい)ない調子で、「御謙遜でしょう、あなたのお筆ならば、勿体ない程のものです...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴(じょうは)が秀吉に差し出した巻には...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、光秀が、苦吟のうちに、粽(ちまき)の皮を剥(む)かずに口へ入れたとか、或いは、紹巴へ向って、(本能寺の堀は、浅きか深きか)と訊ねたところ、紹巴が、(あら勿体(もったい)なし)と答えたとか、いかにも真(まこと)しやかではあるが、これらも乱後の噂にすぎまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴は光秀の寝室のすぐ隣に眠った...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴のつぶやきにも何の返辞も返さずに――...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴はすぐ元の寝息に回(かえ)っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...――もし彼が老いてもいよいよ健康であるか、或いは、もう十歳も若かったら、決してこんなばかをやって、天下を騒がすことはしまい」道三の長ばなしについ聞き入っていたが、紹巴はふと、べつな方に騒がしい人声を聞いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その面(おもて)を見あげて、紹巴は、「ま、門生たちに、委(まか)せておかれてはどうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...その落人とは」「承知してくれるなら打ち明けるが」「もとよりこの紹巴とて信長公の御恩顧にあずかって参った者...
吉川英治 「新書太閤記」
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