...従つて僕の中(うち)の光秀は必ずしも僕の中の紹巴を嘲笑しない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...」郭公(ほとゝぎす)7・26(夕)むかし連歌師の紹巴(ぜうは)が松島を見に仙台へ下つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...この二句は紹巴独吟千句中の二句を抜き出したのでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...紹巴(しょうは)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...連歌(れんが)の発句(ほっく)にもすき返せ草も花咲く小田の原紹巴(じょうは)山川のめぐり田かへす裾輪(すそわ)かな 同濁りけり山田やかへす春の水 同など田をかへすといふ事は既にいへり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「法眼(はふげん)紹巴...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「連歌師(れんがし)の里村紹巴(さとむらじょうは)の宅まで...
吉川英治 「新書太閤記」
...座敷の隅に、小机を抱えていた明智家の士、東(あずま)六右衛門が、「不束(ふつつか)ですが、主君のお申しつけ、もだし難く、私が認(したた)めまする」と、紹巴へ答えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴は、如才(じょさい)ない調子で、「御謙遜でしょう、あなたのお筆ならば、勿体ない程のものです...
吉川英治 「新書太閤記」
...ときはいま天(あめ)が下知(したし)る五月(さつき)かなと、光秀が発句(はっく)すると、水上(みなかみ)まさる庭の夏山と、威徳院の行祐がつけ、次に紹巴が、花落つる流れの末を堰(せき)とめてと、詠(よ)み、以下、風は霞(かすみ)をふき送る風宥源(ゆうげん)春もなほ鐘の響や冴(さ)えぬらむ昌叱(しょうしつ)片敷(かたし)く袖はありあけの霜心前うら枯れになりぬる草の枕(まくら)して兼如(けんにょ)聞(きく)に馴(なれ)たる野べの松虫行澄などとあって終りに心前の、色も香も酔(ゑひ)をすすむる花の下なる詠(えい)に対して、光秀が苦吟の末、国々はなほ長閑(のどか)なる時と附けて百韻を結んだといわれている...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉から吟味をうけた紹巴が...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴は枕につく前に...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴のつぶやきにも何の返辞も返さずに――...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴はすぐ元の寝息に回(かえ)っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹巴(じょうは)どのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...白湯(さゆ)一杯たまわらぬか」連歌師(れんがし)の里村紹巴(さとむらじょうは)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「どうなすった?」紹巴は案じていたので...
吉川英治 「新書太閤記」
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