...八郎太は「道中細見」の折本を披げて...
直木三十五 「南国太平記」
...その中には、懐中薬だの、折本の、道中細見、手帳、守り札、着換え、というようなものが、入っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...明治十八年『東京流行細見記』には府下一般芸者之部といふ条(くだり)に...
永井荷風 「桑中喜語」
...新吉原仲(なか)の町(ちょう)角海老(かどえび)の筋向(すじむかい)あたりにありし絵草紙屋(えぞうしや)にて売る活版の細見記を見ても...
永井荷風 「桑中喜語」
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永井荷風 「桑中喜語」
...『江戸諸用細見圖』といふ書物の中には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉原細見(さいけん)一册無いから癪にさはるぢやありませんか」「そんな事が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わが東京パレスにもそろそろ昔の吉原細見のよう...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...」(地震並出火細見記)「その時漁猟に出でて品川沖にありし人の話に...
武者金吉 「地震なまず」
...二月発喪)細見権十郎(三月十六日...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ある席で懐中から小冊子を取り出し「これは君にあげるつもりでようやく探しだした」とわざわざ恵まれたのは『宮詣り東のつと』という潮来の細見で狂歌人の絵本...
山本笑月 「明治世相百話」
...日本橋伊勢屋(佃煮)の「御年玉細見双六」...
山本笑月 「明治世相百話」
...丹後国与謝郡加悦村の里正細見氏の二男に生れき...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...まま版行された道中細見(さいけん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...京伏見廓細見(くるわさいけん)悲母悲妻春もここ数日が名残りであろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...細見(さいけん)などが散らかっているが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...細見(さいけん)売りの声...
吉川英治 「松のや露八」
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