...彼女は細字が好きで、常に細字ペンを持ち歩いている...
...レポートの文字サイズを小さくしすぎて、文字が細字になってしまった...
...鉛筆の芯が細字で、書き心地がとても良い...
...このフォントは細字が特徴で、スタイリッシュな印象がある...
...細字の字体は目が疲れやすく、長時間の読書には向かないことがある...
...すぐに半紙に細字で慰問の手紙を書きました...
石川三四郎 「浪」
...六行の蠅頭(ようとう)細字で認めた一年一冊およそ百余張(ちょう)の半紙本である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...明け暮れ書物を開けてはペンを握り洋紙の原稿紙に細字で何か書いて居る...
高濱虚子 「俳諧師」
...この細字書きのレコードは単に閑人(ひまじん)の遊戯ばかりともいわれない...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...細字を以て『六国史(りっこくし)』云々と乱抹(らんまつ)せるものあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...粗末な紙に几帳面な細字が竝んでいた...
豊島与志雄 「化生のもの」
...細字の楷書で、其の能筆なることはむかし筆耕を業としたものの手に成つた写本に劣らず、洋字も極めて鮮明であつた...
永井荷風 「来訪者」
...これになるべく読む邪魔にならぬような形で細字で訳者註を加えて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...後藤とか遠藤などといふやうな字画のごた/\した苗字(めうじ)は細字になるほど難物だと思ひ...
宮地嘉六 「老残」
...細字(さいじ)にて認(したた)めたる長文の手紙...
村井弦斎 「食道楽」
...」此手紙は長さ五尺許(ばかり)の半紙の巻紙に細字で書いてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前者は完本である故細字であるが...
柳宗悦 「工藝の道」
...いかなる細字でも明晰にすらすらと書き流し...
山本笑月 「明治世相百話」
...著しく良寛の細字には氣品がある...
吉川英治 「折々の記」
...細字で綿密に書いてある...
吉川英治 「三国志」
...その下に細字で細々と偈(げ)(詩)が書いてある...
吉川英治 「小説のタネ」
...前には、書き落してあるが、この二行の書のわきには、なお細字で、次のような辞句が書き添えてある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...わしがいつか落したものだ」「その余白へいちめんの細字...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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