...紫檀の香炉を買いたい...
...紫檀の家具は高価だ...
...この茶道具の柄は紫檀でできている...
...紫檀のパズルを作ろうと思っている...
...紫檀の木が好きで、庭に植えたい...
...殺風景(さつぷうけい)な鉄格子(てつがうし)の西洋窓の前に大きな紫檀(したん)の机を据ゑて...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...紫檀(したん)の盆に九谷(くたに)の茶器根来(ねごろ)の菓子器...
伊藤左千夫 「春の潮」
...紫檀(したん)の四角いテーブルのうえへならべながらいった...
海野十三 「四次元漂流」
...いつも花びんのおいてある紫檀(したん)の台の上に...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...しかしそれから大分たってから庸三がある晩茶の間の大振りな紫檀(したん)の火鉢(ひばち)の側にいると...
徳田秋声 「仮装人物」
...新しく飾られた紫檀(したん)や更紗(さらさ)のちょっとした化粧部屋にすぎない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...四角の紫檀(したん)製の枠に嵌め込まれた十八世紀の置時計が...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...紫檀(したん)の盆を見て黙っていた...
夏目漱石 「それから」
...それから紫檀(したん)の茶棚(ちやだな)が一(ひと)つ二(ふた)つ飾(かざ)つてあつたが...
夏目漱石 「門」
...紫檀(したん)の卓子(テーブル)の上(うへ)でぢかになどといふことはそれこそ殺人的(さつじんてき)なものになつてしまつて...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...紫檀(したん)の継弓を捨てるくらいなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紫檀(したん)の繼弓を捨てる位なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...座敷の一方には紫檀の机がおいてあり...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...紫檀まがひの卓子の前へ坐ると...
林芙美子 「瀑布」
...沈(じん)の木、紫檀(したん)、銀、黄金などのすぐれた工匠を多く家に置いている人であったから、その人々はわれ劣らじと製作に励んでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...電燈を置くために作らせた紫檀(したん)の台が...
室生犀星 「童子」
...戸のうしろは紫檀(したん)の板が嵌(は)めてあり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...紫檀(したん)と見える箪笥(たんす)には黄金(きん)の金具が光を放ち...
吉川英治 「松のや露八」
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