...四書の素読(そどく)は覚束(おぼつか)なく...
芥川龍之介 「骨董羹」
...素読のみならず意味を教えてもらった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その翌日から素読を教えてもらいに出た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...夙(はや)く既に『大学』の素読(そどく)を教えられた...
永井荷風 「西瓜」
...十八史略までは素読(そどく)を授かった覚えのある七兵衛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...素読の稽古と触れ込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...素読だけに通ってくる大家(おおどこ)の娘たちもあるので...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...朝の素読に教えて呉(く)れた人と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私は先生家の息子に漢書の素読(そどく)をして遣(やっ)た跡で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...かつて先ず四書五経の素読から学問に入るという一般的な慣習が廃(すた)れて以後...
三木清 「読書遍歴」
...躋寿館に於る当時の職は素読の師であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あぐらをかいて身体をゆすぶって大声を挙げながら素読(そどく)の雑唱をやる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...素読もこれと同じだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...琵琶抜きにいわゆる素読みをしたい希望が早く現われた...
柳田国男 「雪国の春」
...悠二郎は素読も習字もいやだったが...
山本周五郎 「桑の木物語」
...素読をさらっていた弟にそうこえをかけてあがったが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...源氏(げんじ)の素読(そどく)を習っていた頃のような調子で...
吉川英治 「新書太閤記」
...それで多少興味づけられてから論語や小学の素読(そどく)へ移った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??