例文・使い方一覧でみる「素絹」の意味
スポンサーリンク...寺の贈なる麗しき素絹の上衣を纏へり... 
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その丸い両の眼玉は素絹（そぎぬ）を敷いた様に少しボーッとしてはいますが...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...あの薄い素絹を敷いた様な円（つぶ）らな両の瞳を見開いて...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...上下同じ素絹（そけん）の水干の下に燃ゆるが如き緋の下袍（したぎ）を見せ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...そして森や野や遠くの山まで一面に青白い素絹を投げた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...こわれた古櫛（ぐし）で素絹のように流れたきれいな髪をとかす時には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生彩奕々（えきえき）として素絹（そけん）の上にほほえみつつ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...流は橋架（はしげた）に激して素絹の絡（まつは）ツたやうに泡立ツてゐる...
三島霜川 「解剖室」
...たちまち見る一人素絹と錦襴を被せ金の頸環...
南方熊楠 「十二支考」
...その下から現われましたのは素絹（しらきぬ）に蔽われました顔...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...素絹（そけん）を引いたように...
吉川英治 「三国志」
...雪のような素絹（そけん）をまとった美人が楚々と入ってきて...
吉川英治 「三国志」
...花の枝を繍（ぬ）い出した素絹（そけん）の戦袍（せんぽう）すずやかに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裾（すそ）長い素絹（そけん）の衣を着（ちゃく）し...
吉川英治 「新・水滸伝」
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