...往生の素懐を遂げる事が出来るのは...
芥川龍之介 「枯野抄」
...母則ち素懐を遂ぐ...
太宰治 「右大臣実朝」
...殺された父が鼻のないために極楽往生の素懐(そかい)を遂げられず...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...往生の素懐(そかい)をとげたということである...
中里介山 「法然行伝」
...実秀の妻室も深くこの消息の教えを信受してよき往生の素懐を遂げたという...
中里介山 「法然行伝」
...やがて往生の素懐をとげた...
中里介山 「法然行伝」
...また先生淡生涯の素懐を述ぶるに足らしめてゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...たちどころに弓箭(きゅうせん)をきり、刀杖をすて、頭巾をとり、柿衣(かきのころも)をあらためて、念仏に帰しつつ、素懐をとげき...
服部之総 「加波山」
...その機ならば素懐を遂げられる望みがある...
久生十蘭 「鈴木主水」
...折よくこの地方へ旅して来た海北友松(かいほうゆうしょう)に素懐(そかい)をのべて...
吉川英治 「新書太閤記」
...素懐(そかい)の大願成就の願文を捧げていただくように...
吉川英治 「源頼朝」
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